
埼玉本店にて、電動ガン・ガスガンの長物を20挺以上まとめてお持ち込みいただきました。この度は、くれいも屋の買取サービスをご利用いただきありがとうございます。
今回お譲りいただいた商品の中から、ひときわ目を引いたのが「ミニガン」です。
ひとつは、1993年にトイテックから発売された電動ミニガン「M134バルカン」。そしてもうひとつは、2020年代にWELL PROから登場した「マイクロミニガン」です。
30年以上の時を隔てて生まれた2挺ですが、どちらも「複数の銃身が回転しながらBB弾を連射する」というミニガンならではの魅力を備えています。一方で、その構造や操作性、サイズ感には大きな違いがあります。
今回は、そんなミニガンの歴史を振り返りながら、今回お譲りいただいた2挺の特徴をご紹介します。
M134トイガンの歴史

1993年にトイテックから発売された電動ミニガンです。1988年にガスフルオート式のキャリコシリーズ(装弾数:1000)、1990年に同じくガスフルオートのP90(装弾数:500)やM203グレネードランチャー(装弾数:500)を発表。いずれも外部ソース式で安定した作動が好評でした。
当時は1987年の『プレデター』で個人携行型に改造されたM134が初登場。1991年の『ターミネーター2』でも活躍しており、トイガンファンの憧れが募っていた時期でもありました。

そんな中、東京マルイが1991年にFA-MASの電動ガンを発表し、エアガン界に一大転機が訪れます。翌92年にはM16やMP5などの人気の高い機種が電動化され、時勢が電動ガンへと傾いていきました。
そんな中究極の電動ガンともいえるM134をトイテックが発表、1993年に発売されました。当時としては非常に高価でしたが、それだけの金額にも納得してしまうほど、憧れの存在でした。
同時期に各種BV式ガスガンをリリースしていたアサヒファイヤーアームズからも、外部ガスによる発射とモーターによる作動のハイブリッド方式で発売されています。「発射ソースも作動も電動」のトイテック版がなければ、あるいはアサヒ版の方がヒット作になったかもしれません。
トイテック M134

今回は本体に加え、お客様が自作された固定スタンドをお譲りいただきました。スタンドへのセットに伴い、発射スイッチもシングルグリップから両手持ちに換装されています。

トイテック版は取り扱いがナーバスであるというのは当時からの評判でしたが、お客様からその対策となるいくつかのノウハウを直接伝授いただいております。ありがとうございます。

とりあえず「BB弾が通るルートは常に埋めておく」ことが装弾トラブルを防ぐ方策とのこと。そのためマガジンも常に装弾された状態になっています。もしトイテック版をお持ちの方は実践してみてください。
M134砲座


トイテックM134は発売当初に純正の銃座も発売されました。今回お客様が自作された台座もその純正品を参考にされたようで、砲身がフリーにならないようにテンションをかけているスプリングも踏襲。実用性も高いものとなっています。


また、ダミーのカートリッジベルトも自作されており、ボックスマガジンにかぶせることが可能。これはもうジープやオープンカーの助手席に固定してみたいですね。
M134は後にクラフトアップルワークスに金型が渡り、2008年には改良版としてリリースされています。その後も2010年代にはClassic Army社からハイブリッド方式のM134 A2がフルサイズで登場。
さらにダウンサイジングした4本銃身のM132や、M132をフル電動化したM133などのバリエーションが展開されました。(M132とM133についてはこちらの記事も参考にしてください)
WELL PRO マイクロミニガン

さらに2020年代に入ってWELL PROがリリースしたのが、サブマシンガンサイズ・5本銃身、オール電動かつマガジン着脱式という扱いやすさを備えたマイクロミニガンシリーズです。今回は2023年に発売されたノーマル版をお譲り頂きました。


ソウドオフを思わせるグリップの角度がシビれますが、重量バランスが前よりなので片手で構えるにはかなりの腕力が必要となります。
ただしバレルジャケットはM-LOKマウントになっていますので、この部分をホールドしたりフォアグリップを装着することでバランスよく構えることができます。


今回はキャリングハンドル付け根にセットする、お客様が自作されたサイドグリップもお譲りいただけました。バレルジャケットにグリップを装着するよりもコンパクトに構えることができます。
ちなみにWELL PROのマイクロミニガンシリーズは、4本銃身となった「ライト」シリーズや、ハンドガン風レイアウトでマガジンも小型化された「コンパクト」、腕に固定できる「ザ・アーム」、大容量マガジンを備えた「X」や「Plus」、据え置き式の「HEAVY」など、多数のバリエーションが現在も展開中です。
今回は史上初のミニガンと、最新のミニガンという歴史的な2挺をお譲りいただいた形となります。本当にありがとうございます。
くれいも屋では各種電動ガンの買取をお待ちしております。自作カスタムパーツも併せてお譲りください。
店頭持ち込みの際は是非ともコレクションに関するお話をお聞かせいただけますと幸いです。まずはお気軽にご連絡ください!


