1987年公開の『プレデター』に登場して以来、最強の個人携帯火器として認識されるようになったM134ミニガン。Classic Armyがリリースした、バッテリー&ガス方式のエアガンとしてお譲りいただきました、ありがとうございます。
実銃のM134は1発だけでも反動がきつい7.62mm弾を1分間に2000~6000発という発射レートでバラ撒きますので、個人での運用は不可能な代物です。携帯用ハンドルなどがついた本アイテムのような仕様は、あくまで映像作品用のプロップガンです。反動以外にも重量や電源、そして数千発分の弾丸を単独で携行することは不可能で、本来はヘリや戦闘車両に固定して使用するものです。
とはいえトイガンならばそんなM134を個人で使用するという「ウソ」を実現できるのもまた事実。1991年の『ターミネーター2』でもM134が活躍したことを受けて1993年にアサヒファイアーアームズとトイテックの2社がM134をエアガン化しています。
今回お譲りいただいたClassic Army社のM134 A2は、2010年代初頭に開発され、その後各国仕様にチューニングを施され日本でも発売されました。バレルの回転などにはバッテリーを使用し、発射のためのパワーソースには別途CO2などを使用する、アサヒファイアーアームズ社と同じハイブリッド方式です。
バッテリーは本体下部のチューブスペースに収納。アサヒ時代よりもコンパクトなバッテリーが使用できるのは利点ですね。また、BB弾は中央のシリンダー内に装填。ちょうどアサヒファイアーアームズ版とはバッテリーとBB弾の位置が入れ替わったような設計になっています。
基本コンセプトはアサヒ版の発展型ともいえるClassic Army版M134。同様にトイテック版をベースにブラッシュアップしたフル電動方式のCAW版M134も21世紀に入ってから発売されています。Classic Army版はランニングコストは高いものの、本体重量は11kgと、16kg以上にもなるCAW版よりもかなり軽量化されており、スペックだけなら一長一短といえるでしょう。Classic ArmyはこのM134A2をダウンサイジングしたハイブリッド方式のM132をリリース。さらに電動化されたM133も発売したほか、M134A2も何度か再販されるなど、ミニガンシリーズを積極的に展開しています。
今回持ってきていたバッグの中にたまたま偶然、私物のM132が紛れ込んでいましたので、サイズを比較してみました。パッと見ではちょっと小さくなったくらいの印象かもしれませんが、M132の重量はガスを入れても5kgを切り非常に軽量になっているのが魅力です。M133は5.7kgと、モーターがある分少し重いですね。このほかにも2023年にはWELL PROがマイクロミニガンを発売しており、ガトリングタイプのエアガンは選択肢が増えました。
バレル回転ギミックだけでも楽しいですし、もちろん切れ目なく「線」となって飛んでいく弾丸は美しさすら感じます。くれいも屋ではM134をはじめとするガトリングタイプのエアガンの買取をお待ちしております!
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