
栃木県栃木市のお客様より、40mmカートリッジ対応のバズーカ砲「M9A1」をお譲り頂きました。くれいも屋の買取をご利用いただきましてありがとうございます。M9A1は西側を代表する対戦車バズーカですが、東側陣営のARROW DYNAMIC版RPG-7もあわせてお譲りいただいております。こちらは次回ご紹介しましょう。
M9A1対戦車バズーカとは

第二次世界大戦中に開発された個人携行の対戦車ロケット弾を発射する火器です。筒状の本体から発射された弾体は自力で加速・飛翔し敵戦車やトーチカ、建造物などの目標を破壊します。

その推進には宇宙開発のロケット技術が応用されていますが、個人が撃てるサイズのものは当初は初速が低く、目標物の装甲などを破壊することができませんでした。しかし弾頭内の炸薬の形状や配置を工夫することによって貫通力を高める、「モンロー/ノイマン効果」を使った成型炸薬弾頭(HEAT)が実用化したことで、戦車に対抗し得る個人携行武器が完成します。

米軍においては「ロケットランチャー」が制式名称となりますが、音楽コメディアンのボブ・バーンズが考案した楽器「バズーカ」(参考URL:アーカンソー百科事典サイト)の形状に似ていることから、その愛称で呼ばれることになります。

今回お譲りいただきましたM9A1は、その「バズーカ砲」の本家といえるでしょう。口径は60mm、後に89mm口径にサイズアップした「スーパーバズーカ」も登場します。これらのバズーカ砲は第二次世界大戦から朝鮮戦争にかけて活躍。連合国および西側陣営各国にも供与されました。
以後、対戦車兵装はミサイルや無反動砲などに移り、バズーカ砲と同じ「ロケットランチャー」は、よりコンパクトなM72LAWなどに置き換わっていきます。とはいえ今でも「バズーカ」といえば筒状のものを肩に担ぐイメージですよね。
PPS (Professional Precise Serious)-002 M9A1対戦車バズーカ

今回お譲りいただきましたM9A1は、香港のエアソフトガンメーカーPPS社製M9A1。ほぼほぼリアルサイズで再現されたガスガン仕様となります。全長は約1.5mにも及びますが、実銃同様二分割した上でバレルと本体をまとめた携行状態(Carrying position)に組み換えることが可能です。

本体には樹脂パーツのほか、アルミやスチール素材も多用され、重量はカート抜きで約5.8kgにもおよびます。


照準器の角度を変更することで仰角を調整し、射程距離を延ばすことが可能です。実際の飛距離は使用するカートや弾数によって変わりますが、側面の目盛りも、ある程度の目安として活用できます。
放物線運動の関係で、「2」の角度が15度だからといって、単純に30度へ上げれば飛距離も倍になる……というわけではありません。


内部機構はトリガーに連動してプッシュ式のストライカーがせり出る、多くのガス式グレネードランチャーと同様の方式です。ただし本アイテムはバレル中央に同径の金属棒が貫通しており、先端にセットされたカートリッジのバルブを押す構造になっています。


カートリッジをバレル先端にセットすることで単純に標的に1m近く接近する上、バレル内を通過する際のBB弾同士の衝突によるパワーロスを抑える目的でしょう。もちろんこの機構によって装填作業もやりにくいのですが。


操作性、重量、取り回しのしにくさなどデメリットのほうが多そうですが、それゆえに一発必中のロマン兵器となっています。もともとグレネードはロマン枠という説もありますが。もちろんWWII戦装備用としても魅力ある一挺です。
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