
埼玉県行田市のお客様より、150挺を超えるモデルガン・エアガンのコレクションをお譲りいただきました。今回のお品物はご遺族様からご依頼いただきました。くれいも屋の出張買取をご利用いただき、誠にありがとうございました。
箱を開け、一挺ずつ確認していくと、そこには長年にわたり大切に集められてきたコレクションが並んでいました。中でも印象的だったのがMGC製M1911シリーズです。同じガバメントでありながら、メーカー違いや仕様違いを丹念に集められており、故人様が単に銃を集めるだけでなく、その歴史や背景まで深く愛されていたことがうかがえました。
今回は、そんなコレクションの中から第二次世界大戦期の各メーカー製ガバメントを再現したMGCモデルガンをご紹介いたします。
MGC モデルガン M1911A1シリーズ
今回はMGC製のモデルガンガバメントのコレクションより、第二次世界大戦期に製造された他メーカー製ガバメントやコピーモデルをピックアップしてご紹介します。刻印だけでなく、各バリエーションごとのパーツ形状の違いなども再現しています。
いずれもMGC最晩年の90年代にリリースされたGM12系列。当時最新素材だったヘビーウエイト樹脂と45ACPリアルサイズCPカートリッジを採用しており、熟成を重ねて安定した作動性とリアルな外観、そして重量感を堪能できます。
MGC M1911A1 U.S.&S.

1881年に設立されたユニオン・スイッチ&シグナル社が、第二次世界大戦期に製造したモデルです。刻印には当時の本拠地であったペンシルバニア州スイスヴェールの地名も刻まれています。また、コルト社純正のM1911A1とは異なるトリガーやハンマー形状なども再現されています。
MGC M1911A1 REMINGTON RAND

第二次世界大戦中にレミントン・ランド社が製造したモデルを再現。同社は1942年から1945年にかけておよそ90万挺を製造、これは同大戦中に陸軍に納入されたM1911A1の中で最大の生産数で、同時期のコルト社よりも多い数量でした。
MGC M1911A1 シンガー

シンガー工業は1851年にニューヨークに設立されたミシンメーカーです。1939年の第二次世界大戦開戦に伴い、銃器製造経験のないメーカーに製造を委託するためのプログラムがスタート。シンガー社はM11911A1やM1ガーランド、爆撃用照準器などを試験的に製造し、うち照準器と大砲の生産を選択します。ピストル製造の機械はレミントンランド社やイサカ社に譲渡されました。そのためシンガー社製M1911A1の生産数は500挺に留まっています。
なお、「歌手」などとの混同を避けるためか、MGCでは「シンガー」はカタカナ表記となっています。
MGC M1911A1 ITHACA

ショットガンのイサカM37などでも有名な、ニューヨーク州イサカにあるイサカ・ガン・カンパニーが製造したM1911A1です。先述の通り製造用の機械はシンガー社から譲渡されたものです。なお、大戦後はレミントンランド版やシンガー版と共に自衛隊に供与され、80年代にSIG SAUER P220が採用されるまで使用されました。
MGC M1911A1 NORINCO

こちらは大戦期のモデルではなく、中国の兵器メーカー・ノリンコ社が1990年代に入ってから製造をはじめたコピーモデルの再現です。実銃の方は品質的に劣るという評判でしたが、もちろんモデルガンでは関係なし。ちなみに近年実銃の方は、低価格を魅力とする戦略でシェアを拡大しているようです。
MGC M1911 COLD STEEL/M1911 COLD STEEL(GOLD)
かつて千葉県にあったカスタムショップ・COLD STEELによるコールドアイアンフィニッシュの表面処理が施された2挺です。パッケージはM1911A1ですが、各パーツは改修前のM1911仕様。ロングトリガーやストレート形状のメインスプリングハウジング、サイトなどのほか、各パーツの形状が異なります。
お譲りいただいたモデルガンは、ノーマルカラーは側面にヘアライン加工が施されています。ゴールド版はエイジング表現なのか、側面をさらに磨きこむ加工が施されたようで刻印が薄れた表現になっています。
MGC M1911A1

ノーマル仕様のコルト社製1911A1です。第一次世界大戦などの実戦から得られた戦訓を反映し、1927年以降M1911から改良型のM1911A1へと移行しました。上記COLD STEELカスタムで触れた箇所のほかにハンマーやグリップセフティ、フレームの形状やグリップパネルなども変更されています。また、表面仕上げもブルーイングからパーカライジングへと変更されました。


いずれもパーツ単位では互換性がありますので、実銃・トイガン共にパーツ交換で両方の仕様を再現することが可能です。また、M1911からA1への過渡期に生産された、パーツや仕上げが入り混じったトランジションモデルというバージョンも存在します。
くれいも屋では、今回ご紹介したM1911系モデルガンをはじめ、各種モデルガン・エアガンの買取を行っております。
今回のような遺品買取のご相談も数多く承っており、ご家族では価値の分からないコレクションでも、一点ずつ丁寧に査定いたします。長年かけて集められたコレクションだからこそ、その価値や背景を理解したうえで次のオーナーへ橋渡しすることを大切にしています。
また、くれいも屋には遺品整理士認定協会認定の遺品整理士資格を持つスタッフが在籍しております。故人様の大切なお品物を整理される際も、安心してご相談ください。
大量のコレクションには出張買取、少量のお品物には宅配買取や店頭買取など、お客様のご都合に合わせた買取方法をご用意しております。コレクション整理やご遺品整理をご検討の際は、ぜひくれいも屋へお任せください。



















