
鹿児島県霧島市のお客様より、ハートフォード製ニューモデルアーミーのガスガンをお譲りいただきました。パーカッションリボルバー唯一のガスガンでもある貴重な銃です。くれいも屋の買取をご利用いただきましてありがとうございます。
ニューモデルアーミーとは

本銃の原型となったニューモデルアーミーはレミントン社製。同社は1860年よりビールズモデルと呼ばれるパーカッションリボルバーを生産開始。1861年モデル以降は米国兵器局からの要望を受けて改良を重ね、62年後半にニューモデルの外観が完成しました。

ニューモデルアーミーは1863年から1875年にかけて生産されたモデルとなります。銃身に「PATENTED SEPT.14,1858~」とあるため「モデル1858」とも呼ばれていますが、こちらは特許取得年となります。
この時期のアメリカは南北戦争(1861~1865)のまっただなか。開戦2か月後にS&Wが金属カートリッジ式を使用する.32口径の「No.2」をリリースし売れ行きも好調でしたが、拳銃で.44口径の火力を望む場合はパーカッション式しか選択肢がありませんでした。

特に.44口径で8インチのニューモデルアーミーは、炸薬の量を増やすことで初速を高めることが可能で多くの兵士に重宝されます。また、ライバルであるコルト1860アーミーがオープントップであったのに対し、シリンダー上部にもフレームを通すソリッドフレーム方式とすることで圧倒的な剛性を実現。高い信頼性でアドバンテージを得ていました。
ニューモデルアーミーガスガン

ハートフォードではそのニューモデルアーミーをガスガン化。今回お譲りいただいたスタンダードタイプのほか、カービンタイプやロングバレル、ショートバレルなどのバリエーションを展開しています。

発射システムはタナカワークスのペガサスシステムを採用しつつ、装弾数はあえて実銃と同じ6発としています。これはウエスタン銃を使ったショーや競技向けに製作されているためで、ガスタンクもアクション中の発射を想定し生ガス発生を防ぐスポンジが組み込まれています。
同社はもともとニューモデルアーミーのモデルガンをリリースしており、CMC版の金型を使用していました。ペガサスシステムはシリンダーにほとんどのユニットを納めており、グリップをはじめ多くのパーツをモデルガンとガスガンで共用が可能となっています。

パッケージは映画『ペイルライダー』(1985)のクリント・イーストウッドをイメージしたイラストが描かれ、ニップルキャップ(雷管)の収納缶を模したBB弾ケースが付属。西部開拓時代当時を強くイメージさせるデザインがにくいですね。

ちなみにモデルガン版のキットは2026年5月にも再生産されています。
くれいも屋では各種ガスガンの買取をお待ちしております。本銃のように趣味性の高い銃はコンディションもよく希少性も高いため、査定価格もお高めです。押し入れなどに眠っているコレクションがありましたらぜひともお譲りください!

