USPコンパクトとは?特徴・メリット・活用例を分かりやすく解説

USPコンパクトとは?

サバゲーを始めてみると自分だけの一挺が欲しくなるものですが、何を選べばいいのか分からなくなるかもしれません。

初心者にも扱いやすく、オリジナルの一挺として最初におすすめなのが、USPコンパクトです。

今回は、USPコンパクトとフルサイズの違いやスペック・特徴、メリットや使用時のポイントを解説するので、実際の運用時の参考にしてみてください。

USPコンパクトとは?フルサイズUSPとの違い

フルサイズとコンパクトの比較

USPコンパクトを使う前に、フルサイズUSPとの違いはどこにあるのか、気になると思います。

最初に、USPコンパクトの概要とフルサイズUSPとの違いを3つに分けて解説するので、エアガン選びの参考にしてみてください。

H&K USPシリーズのコンパクトモデルとして誕生した背景

USPは、ユニバーサル・セルフローディング・ピストルの略称です。

セルフローディングは自動装填を意味するため、USPは自動拳銃を指します。

1993年に発表されたフルサイズUSPには、9mmルガーや.40S&W、.45ACPなどの種類があります。

それらのコンパクトモデルこそが、「USPコンパクト」です。

H&K USPシリーズがガスブローバック・エアガンとして人気を集めた背景には、海外ドラマ『24』の主人公が愛用していたことも理由として挙げられます。

そのプロツールとしての信頼感に憧れて選ぶファンも多い一挺です。

フルサイズUSPとのサイズ・重量・携行性の比較

フルサイズUSPとUSPコンパクトの2つを、比較してみましょう。


フルサイズコンパクト
全長195mm173mm
銃身長95mm75mm
重量720g685g
弾丸6mm BB(0.2〜0.25g)6mm BB(0.2〜0.25g)
動力源専用ガス専用ガス
装弾数25+1発23+1発
型名USPUSP Compact
種類ハンドガン(オートマチック)ハンドガン(オートマチック)
引用:「東京マルイUSPUSPコンパクト

重量はどちらも、空のマガジンを使った場合です。

動力源は、東京マルイ純正の「ノンフロン・ガンパワー」の使用が推奨されています。

ドイツ警察P10採用など法執行機関での運用例

実銃のUSPコンパクトは、実際にドイツ警察などの法執行機関で採用された実績があり、ドイツでは「P10」の名称で運用されています。

日本の法執行機関では、2002年に警視庁が報道機関向けに公開したSATの訓練映像において、屋内戦闘訓練の手順に従って標的を排除していく様子が収められていました。

その映像の中で、1挺だけUSPコンパクトとみられる拳銃が確認されたとされており、静止画やスロー再生によって判別されています。

実銃USPコンパクトのスペックと特徴を押さえる

USPコンパクト 実銃
引用元:Wikipedia

USPコンパクトの概要とフルサイズとの違いを知っていただいたところで、次はスペックと特徴を知っておきましょう。

ここでは、基本スペック・ショートリコイルの特徴・評価ポイントの3つに分けて解説します。

対応口径・装弾数・全長・重量など基本スペック

USPコンパクトの基本スペックをご案内します。

対応口径装弾数全長重量
9mm×1910/13+1173mm727g
40 S&W10/12+1173mm782g
45 ACP8/10+1180mm797g

引用:MEDIAGUN DATABASE「H&K USP自動拳銃

USPコンパクトは対応口径の違いによって3種類が存在し、ほかにはサイレンサー用ネジを取り付けた「USPコンパクト・タクティカル」があります。

ショートリコイルの特徴

USPコンパクトは、ブローニング式ショートリコイルをベースとしたロッキング機構を採用しています。

この方式は多くの自動拳銃に採用されており、命中精度と耐久性のバランスに優れているのが特徴です。

当時はブローニング式やフリップアップ式が一般的であり、それらよりもコスト面やメンテナンスの側面で劣るものの、命中精度に優れています。

コンシールドキャリー向けとして評価されるポイント

USPコンパクトはもともとスペシャルフォース向けに小型化された製品ですが、ヨーロッパの特殊部隊が隠密作戦で使うほどの信頼性の高さもあります。

服の下などに隠し持つ(コンシールドキャリーする)場合、抜き出す際に服やホルスターに引っかかる事態は避けたいものです。

USPコンパクトはスライド前端の突起が少なく、角が取れたデザインであり、携行時に衣類や装備に引っかかりにくい形状になっているため、利き手に関係なくホルスターからスムーズに取り出せます。

東京マルイ製USPコンパクトのメリット

東京マルイ USPコンパクト

USPコンパクトには、サバゲーで使ううえでさまざまなメリットがあります。

ここでは、人気の「東京マルイ製」の取り回しの良さ・グリップの太さとマガジンの容量・命中精度の高さの3つに分けて解説します。

コンパクトサイズならではの携行性・取り回しの良さ

USPコンパクト 携行性

実銃のUSPコンパクトは、法執行機関向け自動拳銃として採用実績のあるUSPシリーズをベースに、小型・軽量化されたモデルです。

女性警察官や手の小さい使用者でも扱いやすいサイズ感を意識して設計されており、フルサイズUSPと比べてグリップや全長が抑えられています。

あえてマガジンの互換性をなくすことでコンパクト化を優先しつつ、操作性や信頼性といったUSPシリーズの特徴はしっかり維持されている点もポイントです。

携行性の高さと優れた取り回しにより、長時間の装備でも疲労感を軽減しやすく、ホルスターや装備構成の自由度が高い点も魅力といえるでしょう。

グリップの太さ・マガジン容量などで分かれる好み

USPコンパクト グリップ

USPコンパクトは、装弾数23発のマガジンを採用し、全長173mm・銃身長75mmのコンパクトサイズです。

約20発の装弾を実現するには横幅が必要になるため、グリップが太くて角ばった形状になっており、強めの滑り止め加工が施されています。

コンパクトであってもスリムではなく、手でしっかりとホールドできる太さと仕上がりです。

また、マガジン容量が少なく感じる場合は、ロングマガジンを装着できます。

好みやサバゲーでの使い方次第では、コンパクトタイプのメリットを実感できるサイズです。

エアガンとしての命中精度

性能で決める

サイズ以上に優秀な命中精度も、USPコンパクトのメリットの一つです。

東京マルイ製は、定評のある可変ホップアップシステムを採用しているため、コンパクトながらフルサイズモデルに引けを取らない驚異的な命中精度を誇ります。

初心者も取り扱いに慣れれば、戦術面でチームから信頼を寄せられる存在になれるでしょう。

KSC製も、現行モデルなら十分な精度と鋭いキレを両立しています。

こちらは取り回しも良く、近接戦闘から中距離まで頼れる一挺といえるでしょう。

サバゲーで東京マルイ製USPコンパクトを使うときのポイント

東京マルイ製USPコンパクト

サバゲーでUSPコンパクトを使おうと考えている人には、知っておいてほしい点が3つあります。

ここでは、運用スタイル・インドアやCQBフィールドでの注意点・ホルスター選びの目安の3つに分けて解説します。

ハンドガンメイン/サイドアーム、それぞれの運用スタイル

USPコンパクトはこれまで解説してきたように、小型であるのがメリットの一つです。

どこに装着しても扱いやすいデザインのため、ハンドガンメインの運用で敵の裏を取る立ち回りが可能です。

また、メインのライフルが弾切れや作動不良で使えなくなったときのサイドアームとして携帯しておくと、すぐに前線で戦えます。

インドア・CQBフィールドでの強みと注意点

室内で遊ぶ

インドアのサバゲーフィールドは、ライフルが壁やバリケードに当たり敵に位置が知られるリスクがあります。

USPコンパクトの173mmの小ささなら、壁に当たるリスクを抑えられるのが強みです。

しかし、ライフルと比べて有効射程が短いデメリットもあるため、遠距離で打ち合うケースには向いていません。

CQBフィールドで、一気に距離を詰めて近接戦に持ち込む戦い方が向いています。

ホルスター選びの目安

ホルスターには、実物タイプと呼ばれる本物のハンドガンが入るように作られたものと、安価なものが多いレプリカ製の2つがあります。

長くサバゲーを楽しむつもりならば、最初から実物ホルスターを使うほうが、コストパフォーマンスが高いのでおすすめです。

また、USPコンパクトが入るような形かどうかも、チェックしてみてください。

他メーカー製USPコンパクトエアガンとの比較

KSC USPコンパクト

USPコンパクトは他のメーカーとどのように違うのか、気になっている方も多いでしょう。

ここでは、海外メーカー製の特徴・作動方式やリコイルの違い・重量比較の3つの視点から解説します。

KWAなど海外メーカー製USPコンパクトの特徴

海外製のUSPコンパクトには強力なブローバックを感じられる特徴があり、手にガツンと伝わる打ちごたえが魅力です。

また、USPコンパクトはリコイルがはっきりしており、強いブローバックを体感できます。

HOPパッキンなどを自分で交換して、使いやすいように最適化するのもおすすめです。

作動方式・リコイルの違い

海外製モデルは、作動性を重視した強力なブローバックが特徴です。

スライド後退時の衝撃が大きく、撃ち応えのあるリコイルを体感できます。

一方、東京マルイ製は命中精度や安定した作動を重視した設計となっており、この点が海外製モデルとの大きな違いです。

海外製はより実銃に近いフィーリングを、東京マルイ製は扱いやすさと精度を重視しているといえるでしょう。

特に、メカニカルな動作感や手に伝わるフィードバックを重視するユーザーにとっては、海外製モデルの強烈なリコイルは大きな魅力となるでしょう。

刻印・重量の比較

刻印

マーキングはどちらも掘り刻印となっているため、再現性に大きな差は見られません。

トリガーガードについては、台湾のVFC社製はロアフレームにシリアルナンバーが入っていますが、東京マルイ製にはそれがありません。

一方で重量のバランスについて見ると、海外製はずっしりとした感覚があり、握った感触も一般的なエアソフトガンより太めです。

VFC社は正式なライセンスを得ているなど、海外製のほうが品質が高くなっている部分もあります。

東京マルイ製は、バランスに優れているのが特徴です。

新品・中古でUSPコンパクトを選ぶときのチェックポイント

USPコンパクトを選ぶときに、新品にするか中古品にするか、悩む人も少なくありません。

最後に、新品・中古を選ぶときのチェックポイントを、3つに分けて解説します。

実銃レプリカとして見るか、サバゲー用ツールとして見るか

USPコンパクトを購入するのならば、まず自分がどのように遊ぶのかをイメージしてみましょう。

リアルさを追求するのなら、刻印のリアルさや動かしたときの質感にこだわった製品を選ぶのがおすすめです。

一方で、サバゲー用ツールとして使うなら、命中精度が高い東京マルイ製のものを購入しましょう。

中古個体で確認したいスライド・フレーム・マガジンの状態

中古品を購入する場合は、スライドの摩耗状態やガス漏れの有無、マガジンの状態を重点的に確認しましょう。

フレームは、見た目でも劣化状態を確認できますが、初心者には、外見だけでは判断しかねるケースもあります。

森林フィールドで使っている銃は、内部に砂や泥が入ると、スライドの作動不良やパッキンの破損を招くため、内部の確認が一層欠かせません。

中古商品の紹介文において、書かれていない要素には慎重な見方をするのが重要であり、可能であれば詳細を問い合わせてみましょう。

予算帯別の選び方(東京マルイ/他社/カスタム込み)

予算が20,000円近くあれば、東京マルイ製の新品が購入できます。

やはり新品のほうが長持ちするため、コストパフォーマンスも高くなります。

一方で、予算が10,000円を切っているならば、他社製の製品か中古品を購入しましょう。

最初に中古品で使用感を覚えて、気に入ったら新品を買ってみる、といった買い方もおすすめです。

カスタム込みの場合、ショップ製の個体はパーツ代金が上乗せされ、元の価格よりも高額になります。

個人によるカスタムは、安全性への懸念や好みが分かれるため、元の本体価格よりも下がるのが一般的な傾向です。

まとめ

USPコンパクトは、「ユニバーサル・セルフローディング・ピストル(USP)」の名が示す通り、高い汎用性を持つ自動装填式拳銃です。

コンパクトサイズならではの携行性と取り回しの良さにより、サバゲーでは疲労感を軽減しやすく、ホルスターや各種装備とも無理なく組み合わせられます。

限られた動きの中でも扱いやすく、サイドアームとしての完成度は非常に高いといえるでしょう。

一方で、弾数や有効射程の関係から長距離戦には向いていません。

そのため、距離を一気に詰めて短距離戦に持ち込む立ち回りとの相性が良く、状況判断と機動力を重視するプレイヤーに適したモデルでしょう。


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