弾速計とは?仕組み・測定方法・おすすめ機種を分かりやすく解説

弾速計とは?

「自分のエアガン、法律ギリギリじゃないかな?」と不安になったり、最近パワーが落ちてきた気がしてモヤモヤしたりすることはありませんか。

愛銃のコンディションを正確に知るために欠かせないのが「弾速計」です。

単なるパワーチェックだけでなく、不調のサインにいち早く気づけたり、カスタムの成果が数字で見えたりと、一台あるだけでサバゲーの楽しみ方はぐっと広がります。

本記事では、後悔しない選び方のポイントから定評のあるおすすめ機種まで解説します。

そもそも「弾速計」とは?必要な理由

弾速計

弾速計はエアガンから発射されるBB弾の速度を測定する計測器です。

法律で定められた威力の範囲内かを確認するために欠かせません。

弾速計=BB弾の初速・エネルギーを測るための計測器

弾速計は、銃口から発射されたBB弾の速さを測る専用機器です。

本体内部のセンサーがBB弾を感知し、一定距離を通過する時間から速度を算出します。

測定した初速とBB弾の重さを計算式に当てはめることで、エアガンの威力を示すジュール値が分かる仕組みです。

適切に計測することで、銃刀法の基準を満たしているかを確認できるため、安全管理の観点でも重要な機器といえるでしょう。

エアガンは法律でパワー上限が決まっている|初速チェックが必須なワケ

日本の銃刀法では、0.2gのBB弾を使用した場合に0.989ジュール未満と定められています。

0.2g弾では約98.9m/sが理論上限となり、この基準を超えると準空気銃に分類されて所持が違法となります。

検査誤差を考慮して少し低めに管理するのが基本です。

内部カスタムを行った場合はもちろん、購入時から基準値に近い製品もあるため注意が必要といえます。

規制について詳しく知りたい方は下記の記事でご紹介しているので、チャックしてみてください。

カスタム派だけじゃない──ノーマルガンでも弾速計があると便利なシーン

ノーマルガンでも経年劣化によって初速が変化します。

電動ガンを1年間使用すると、スプリングのへたりやパーツの摩耗で初速が下がるケースもあります。

購入時の初速を記録しておけば性能低下のタイミングが把握できます。

フィールドによっては0.25g弾で約88m/sなど独自の上限値を設けている例もあるため、事前確認に役立ちます。

弾速計で何が測れる?基本機能と仕組み

弾速画像

弾速計の基本機能は初速測定とジュール計算です。

加えて多くのモデルで連射速度の測定機能も搭載されています。

初速(m/s)測定とジュール(J)自動計算の仕組み

弾速計の内部には2つの赤外線センサーが一定間隔で配置されています。

BB弾が各センサーを通過する時間差を計測し、その間隔から速度を算出する仕組みです。

使用するBB弾の重量を事前に設定すると、初速データから運動エネルギー(ジュール値)を自動で計算してくれます。

秒間発射サイクル(RPS/RPM)を測れるモデルも多い理由

電動ガンの性能を評価する際、初速だけでなく連射速度も大切な指標です。

RPS(毎秒発射数)とRPM(毎分発射数)の測定機能があれば、カスタム後のサイクル向上を数値で確認できます。

バッテリーの劣化や内部パーツのトラブルでサイクルが落ちた場合も早期発見が可能です。

光センサー型クロノグラフの基本構造と、誤測定が起きやすい条件

一般的な弾速計は赤外線LEDと光センサーを組み合わせた光学式です。

BB弾が通過すると光が遮られ、その時間差から速度を計測します。

しかし蛍光灯の明滅や直射日光の影響を受けやすく、測定エラーが発生することがあります。

最新モデルは、外光の影響を抑えるための高感度センサーやコントラスト自動補正機能で対応しています。

弾速計の主なタイプと特徴

弾速計には大きく分けてトンネル型、門型、多機能型の3タイプがあります。

それぞれ特徴が異なるため、用途に応じて選びましょう。

コンパクトな「トンネル型」弾速計のメリット・デメリット

トンネル型は筒状の本体にBB弾を通して測定するコンパクトな設計が特徴です。

手のひらサイズで持ち運びやすく、価格も比較的手頃なモデルが多いため初めての一台に適しています。

一方で計測穴の内径が24〜36mm程度と狭いため、銃を少しでも斜めに構えると内部にBB弾が当たってエラーになる可能性があります。

クローニー系「据え置き型・門型」弾速計の使いどころ

クローニー型は門のような形状で、計測窓が大きく開放されているのが特徴です。

20cm四方程度の広い計測エリアを持つため、多少ラフに撃っても正確に測定できます。

エアガンだけでなく空気銃や実銃の測定にも対応可能です。

価格は2万円前後が目安です。

トレーサー一体型・スマホ連動など"多機能タイプ"の特徴

最新モデルにはBluetooth接続でスマホと連動する機能が搭載されています。

専用アプリを使えば測定データの記録や管理が簡単に行え、カスタム前後の比較に便利です。

OLED液晶を採用したモデルは視認性が高い傾向があり、直射日光下でも画面が見えます。

多機能な分、価格は1万円台後半からと高めです。

弾速計の選び方|購入前にチェックしたいポイント

弾速計の選び方

弾速計を選ぶ際は、対応スペック・使用環境・電源方式の3点を確認すると失敗しません。

自分の用途に合ったモデルを選びましょう。

対応BB弾重量・初速レンジ・表示単位(m/s・fps)の確認

弾速計 表示

日本国内では0.2gと0.25gのBB弾が主流のため、この2種類に対応したモデルを選びます。

初速レンジはエアガン用途なら150m/s程度まで測定できれば十分です。

表示単位はm/s(メートル毎秒)があると日本の法規制値と直接比較しやすいので便利といえます。

fps(フィート毎秒)表示は海外製品で使われますが、換算の手間がかかります。

屋内・屋外どちらで使うかで変わるセンサー感度と使い勝手

屋内メインなら高感度センサー搭載のトンネル型が使いやすいです。

屋外のフィールドで使う場合は、直射日光に強いコントラスト調整機能付きモデルを選びましょう。

クローニー型は屋外使用を前提に設計されていますが、屋内では別途照明が必要になります。

両方で使いたい場合はバックライト調整機能のあるモデルがおすすめです。

電源方式(乾電池・USB給電など)と持ち運びやすさ

電池

電源方式は単3・単4電池を用いる乾電池式に加え、最近ではリチウムイオン充電池を内蔵したUSB給電式(Type-Cなど)のモデルも増えています。

単3は入手しやすく交換も簡単ですが、本体がやや大きめになります。

USB給電対応モデルなら、モバイルバッテリーでの長時間使用が可能です。

三脚ネジ穴(1/4インチ)があれば、カメラ用三脚に固定して安定した測定ができます。

代表的な弾速計モデルと特徴

サバゲーマーに人気の弾速計を3シリーズ紹介します。

それぞれ異なる特徴を持つため、用途に合わせて選びましょう。

XCORTECHX3200Mk3|サバゲーマー定番モデルの機能と評価

X3200 Mk3はサバゲーフィールドで多く使われている定番モデルです。

旧型から改良を重ね、測定精度と高感度センサーの安定性が向上しています。

単3電池2本で動作し、microUSB給電にも対応しているため長時間使用も安心です。

ショットメモリー機能で最大25発分のデータを記録できます。

ACETECHAC5000/AC6000シリーズ|視認性と多機能性に優れた最新型

AC6000はOLED液晶を採用し、視認性の高さが特徴です。

計測穴が36mmと大きいため、多少斜めに撃っても測定しやすい設計です。

RPS(秒間発射数)とRPM(分間発射数)の両方に対応し、電動ガンのサイクル確認に便利です。

上位モデルのAC6000 BTはBluetooth対応で、スマホアプリでのデータ管理が可能になります。

クローニー(CHRONY)系弾速計|実銃・エアライフル派に支持される理由

クローニーは測定レンジが30〜7000fpsと極めて広く、実銃や空気銃の測定にも対応します。

99.5%以上の精度を誇るクローニー型は、本格的なカスタムを行うユーザーに支持されています。

スチール製本体は耐久性が高く、フィールドやショップでの業務用としても採用されています。

価格は2万円前後となっており、長期間使える信頼性の高さが魅力です。

弾速計の正しい使い方と測定のコツ

正しい使い方

正確な測定には正しいセットアップと環境整備が欠かせません。

基本的なポイントを押さえれば、誤差を最小限に抑えられます。

センサー前後の距離・高さ・銃口位置をそろえる基本セットアップ

構え方

弾速計のセンサー部分に対して、エアガンを水平に構えることが重要です。

銃口から弾速計までの距離は10〜15cm程度が推奨され、ガスガンの場合は初速が高いため、やや余裕を持たせて約10cm離して測定します。

センサーの上10〜15cmをBB弾が通過するように高さを調整し、三脚などで固定すると安定した測定が可能です。

蛍光灯・直射日光・逆光などの"光環境"による誤差を減らす工夫

直射日光

光センサー式の弾速計は、周囲の光環境に影響を受けやすい特性があります。

蛍光灯の明滅や直射日光が当たる場所では、測定エラーが発生しやすくなるため注意が必要です。

屋内で測定する場合は、間接照明や自然光の入る窓際など、光が安定した場所を選びます。

バックライト調整機能のある機種なら環境に合わせることが可能です。

弾速測定時にやりがちなNG行動とトラブル例

斜めに撃つとBB弾が弾速計の内部に当たり、破損の原因となります。

実験データでは角度により最大5m/sの誤差が発生したという報告もあります。

また、ガスガンで連続発射すると、銃口から噴き出すガス(白煙)をセンサーが誤検知してエラーになることがあります。

ガスガンの場合は銃口から10cm程度離し、単発で確実に計測するか、ガスが晴れるのを待ってから次弾を撃ちましょう。

BB弾の重量設定を間違えるとジュール値が正しく計算されません。

まとめ|「弾速計」は安全管理とカスタムの"物差し"

エアガンを扱う多くのユーザーにとって大切な計測器です。

法律で定められた0.989ジュール未満を守るため、定期的な初速チェックが欠かせません。

カスタム後はもちろん、ノーマルガンでも経年劣化による性能変化を把握できます。

選ぶ際は使用環境に合わせて、トンネル型・門型・多機能型から選択しましょう。

正確な測定には水平に構える、光環境を整えるといった基本が重要です。

数m/s程度の余裕を持たせると、自宅とフィールドの計測差が出ても安心といえます。

愛銃の状態を数値で把握し、安全なサバゲーを楽しみましょう。


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