G&Pの電動ガン、ストーナーMk23をお譲りいただきました。システムウェポンと呼ばれる武器で、バレルやマガジンなどを交換することで様々な状況に対応が可能な機関銃です。弾薬は通常のバナナマガジンやボックスマガジンのほか、ベルト式での給弾も可能。
例えば対空用の三脚と組み合わせることで対空機銃に、コンパクトな銃身とマガジン給弾することで分隊支援火器やカービンライフル、アサルトライフルとして運用可能でした。
当初は7.62×51mm弾を使用する予定でしたが、新開発の.223レミントン弾--5.56×45mm弾へと変更。トライアルでは小口径化による装弾数の増加は好評でしたが、ガス圧が不足し作動不良が発生、ストーナーの信頼性を下げることとなりました。
いくつかの改良とともに海兵隊や陸軍の一部の部隊で試験的に運用されましたが、最終的にはグリーンベレーで軽機関銃型が仮制式(のちに撤回)、SEALsでコマンド型が採用されたのみとなります。アサルトライフルとしてはM16がその立場を占め、軽機関銃として採用されたストーナーも、80年代以降はミニミM249へと更新されていきました。
実際カービンやアサルトライフル仕様では「アサルトライフルから軽機関銃まで」というコンセプトは、アサルトライフル、軽機関銃それぞれの専用設計されたものにかなわなかったようです。
そんな悲運な銃のストーナーではありますが、エアガンとして見るとアサルトライフルとしては大柄で迫力があり、軽機関銃よりは取り回しやすい銃にまとまっています。大柄であることは単に見た目だけでなく、バッテリーやマガジン、機関部の設計に余裕があり、堅牢な造りであることも意味します。もちろんほかの人とかぶりにくい、珍しさも魅力ですね。
M4系の取り回しのしやすさなどを突き詰めるカスタマイズとは一線を画す、無骨さが魅力のフルサイズの電動ライフルです。
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