【宅配】秋田県仙北市のモデルガン買取実績|タナカワークス一〇〇式機関短銃

タナカ 一〇〇式機関短銃 トップ

タナカワークスのモデルガン、一〇〇式機関短銃をお譲りいただきました。第一次世界大戦末期に登場したドイツのMP18によって、世界中の軍隊がサブマシンガンの有効性に注目します。

第一次世界大戦で登場した塹壕戦によって、その内部に突入した時に敵を掃討するように薙ぎ払うべく登場したサブマシンガン。短距離戦闘での使用を前提としつつ拳銃弾もしくはそれに準じた弾丸を使用して、一定の命中率とフルオート時のコントロールのしやすさが要求されました。

東京マルイ トンプソンM1A1 エイジング済 左側面
トンプソンM1A1 (東京マルイ)
ハドソンM3A1
M3A1グリースガン(ハドソン)
プレス加工やプラスチックが多用されたMP40/I (画像出典:Wikipedia)

アメリカではトンプソンM1921、のちにその生産性を高めたM3グリースガンを開発。イギリスではステン短機関銃、フィンランドではスオミKP/31、ソ連ではPPSh-1941、そしてドイツでもMP18を発展させたMP28、MP38やMP40などが開発されます。

この時期に日本でも、MP18やトンプソンを参考に短機関銃の研究・開発が行われました。1920年に自動短銃(日本における短機関銃の呼称)の研究がスタート。南部十四年式と同じ8mm南部弾の使用を前提に開発が進みました。拳銃と弾丸を共用する点は欧米各国と同様ですね。1920年代にいくつかの試作も登場しましたがいずれも不採用となりました。

タナカ 一〇〇式機関短銃 本体&パッケージ

1931年の満州事変勃発によって一時自動短銃の開発は停滞しますが、35年頃から再始動。この時期に生まれた「試製一型機関短銃」「試製二型機関短銃」は後の一〇〇式に繋がる設計となりました。

試製一型機関短銃は中国に駐屯した歩兵第二連隊に6挺が試験的に配備され、突撃時や突発的な戦闘において有効であり、軽量さと連発が可能な点から熱烈な配備希望の声があったとの報告も受けていました。

一方でフルオートで景気よく撃ってしまうためか、弾薬の配当が少ないという不満もあったようです。

タナカ 一〇〇式機関短銃 全体
タナカ 一〇〇式機関短銃 リアサイト
タナカ 一〇〇式機関短銃 バレル

日本ではMP18、MP28、シュタイヤーMP34などのヨーロッパ製サブマシンガンを輸入し、陸軍ではベルグマン式自動短銃、海軍ではべ式自動拳銃、ス式自動拳銃などと呼び、実際に陸戦隊などで使用しています。

落下傘部隊の開発参入や1937年の志那事変開始によって予算上の制限がなくなり、1939年に試製三型機関短銃が完成。その改良を経て、1941年に一〇〇式機関短銃が誕生します。その一〇〇という数字は、制式化された1940年(皇紀2600年)にちなんだものです。

タナカ 一〇〇式機関短銃 マガジン、マガジンハウジング
タナカ 一〇〇式機関短銃 イジェクションポート

一〇〇式機関短銃の設計や性能に関しては、欧米各国のサブマシンガンと比較してもけっして見劣りするものではありませんでした。しかし切削加工が多く生産性が低いことに加え、南方前線などへの輸送が早い時期から困難に陥り、資源の不足と完成した銃が届かないなどから、その活躍する機会は限られてしまったようです。

タナカ 一〇〇式機関短銃 パッケージ
タナカ 一〇〇式機関短銃 取説1

タナカワークスではそんな悲運の名銃をモデルガン化。現在では世界で数挺しか現存しない貴重な銃でもあります。切削跡まで再現された機関部、ブナ材製ストックのリアルさは必見です。カートリッジはありませんでしたが、むしろメンテナンスや保管に必要なパッケージ、取扱説明書もあわせてお譲りいただきました。ありがとうございました

タナカ 一〇〇式機関短銃 取説2
タナカ 一〇〇式機関短銃 取説3

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