電動ガンとガスブローバックの長所を融合させた、GBLS社のDAS(DYNAMIC ACTION SYSTEM)をお譲りいただきました、ありがとうございます! 実銃のスケールや重量を再現、発射機能はバッテリー式電動ガンを採用しつつも、その構造を実銃に限りなく寄せています。システマ社のトレーニングウエポンと同様に海外ではトレーニング用の機材として使用されています。
実銃通りのテイクダウンからの分解や組み立てが可能、トリガープルも実銃と同じ3kgで再現されています。
マガジンが弾切れとなるとボルトもホールド状態となり、ボルトリリースボタンもしくはチャージングハンドルで解除すなど、運用においても実銃と同様のアクションとなっています。フルオートの発射感覚は11.4発/秒、0.2g弾での初速は87m/秒でした。
最大の特徴はその反動再現でしょう。ボルトキャリアが動くことによって、ガスブローバックのような反動も再現しています。実銃並みとはいかずとも、反動の中でターゲットをとらえるコントロールが要求されます。
発射機構は機械制御によって常にBB弾をチャンバーに収め、ピストンもコックされた状態となり、トリガーをひいてからのタイムラグが事実上皆無となっています。もちろんコンマ数秒の違いですが、これは実銃においても発射可能な状態であるところの、弾丸がチャンバー内に装填された状態を再現しているわけです。
こうした妥協を許さない理想を追求した構造ですが、代わりにバッテリーを外した後にピストンをリリースする必要があるなど、取扱には注意が必要です。
また、バッテリー切れの時は逆に、チャージングハンドルをコッキングレバー替わりとしてピストンをコックすることが可能。エアコッキングガンとして使用することもできます。
今回お譲りいただいた一挺は、DAS GDR15-CQBをベースにさらに各部パーツを換装したこだわりの仕様となっています。ハンドガード、トリガーガード、ガスブロックは、アメリカ・ガイズリー社の実銃用パーツに換装済。そのほかストックも変更、QDサプレッサーを装着して状況にあわせて着脱しています。
今回はお見積りのご相談をいただいた後に埼玉の本社までお持ち込みいただき、店頭買取をさせていただきました。上記のピストンリリースの件などの注意事項なども、直接ご教授いただきました。あわせてトリガーガードのピン固定部に補修がある旨などもご申告いただいています。たいへん助かりました、ありがとうございます!
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