今回も多数お譲りいただきましたモデルガンの中から、CAW製のウッズマンをピックアップさせていただきます。
コルト ウッズマンは1915年に発売されました。当初はコルト・オートマチック・ピストル・ターゲットモデルという名称、のちに1927年にウッズマンと名称を変更しました。
基本設計はジョン・ブローニングによるもので、コルトの銃器設計チームのアイデアが盛り込まれています。構造はシンプルなストレートブローバックを採用。使用されている.22LR弾は小口径で威力も低く、サイティングのしやすさから射的競技やプリンキング(漫然と紙や金属などのターゲットを撃つ遊び)、小動物の狩猟などに用いられました。
.22LR弾はスターム・ルガーのMkⅠ系のハンドガンや、ライフル銃である10/22シリーズなど、初心者向けの銃に多く用いられる弾薬です。ルガー10/22などは、アメリカでは子供に初めて持たせる銃としてもよく売れるようです。
ウッズマンも同様に実銃サイズが小さく、やはり子供の初めてのハンドガンという需要もあったようです。1977年までの長期にわたって生産され、様々なバリエーションを展開しました。
銃身と同じ長さのウエイトを下部に収めたスクエアバレルを持つマッチターゲットモデルや、ブルバレルのスポーツモデルなどです。スリムでコンパクトながら迫力もあるマッチターゲットのシルエットは、古さも感じず人気も高いですね。
当然のようにウッズマンは昭和50年代から、モデルガン、エアーソフトガンなどが複数のメーカーからリリースされています。今回お譲りいただいたショートバレルカスタムはMGC製の金型をCAWがリバイバルさせたモデル。モチーフとなっているのは望月三起也作『ワイルド7』の主人公・飛葉大陸が使用したカスタム銃です。
飛葉は驚異的なライディングテクニックと銃の腕でCAWが金型を譲り受けた後も飛葉モデルとしてリリースされています。メカニズム的には信頼性の高いMGCのものですので、作動の確実性も高いものとなっています。
ちなみにそのコンパクトさゆえ、エアーガンではメカニックやシリンダー容量を確保するスペースがないのかガスブローバックは未発売のようですね。80年代にリリースされたファルコントーイのカートリッジ式エアーコッキングガンも、タカトクが大きめに再現したオートマグに匹敵するサイズになっていました。
ただし、先ほどお話した飛葉は『新ワイルド7』で.357口径化した特製のウッズマンを使用していますので、もしかしたらファルコントーイ版はそのオマージュなのかも?
また、スタイリッシュなデザインからフィクション作品での活躍も多く、『ワイルド7』以外でも『キノの旅』にも登場。パーツ配置を左右鏡面のように入れ替えた架空の左利き仕様の「森の人」として、で、主人公キノが使います。
くれいも屋ではフィクション作品への登場銃をはじめ、各種モデルガン買取をお待ちしております!
↓↓モデルガン買取ページはこちら↓↓
お問い合わせやご相談はLINEからでもご利用いただけます。お気軽にお問い合わせください。