ボルトアクション式スナイパーライフル・東京マルイのVSRシリーズ。その中でもVSR-10シリーズは、スタンダードともいえるシンプルなシルエットで人気のモデルです。そのハンタータイプのストックはオーソドックスではありますが、同時に長年にわたって様々な局面で使用されてきた高い信頼性を持つデザインといえるでしょう。
射手にあわせてストック各部を調整するのが前提の近代スナイパーライフルより、共通のバランスであることでどんな状況でも射手がすぐ対応できるのかもしれません。
中でもボルトアクションライフルは、オートマチックライフルのようにブローバック時の機械的な反動がなく、純粋な弾丸発射の反動のみをコントロールするかたちになります。また、機種によっては排莢口から弾丸を装填することができることで、装填方式の違いを埋めることも可能です。
今回お譲りいただきましたのは、そうした使い勝手のよいボルトアクションであるVSR-10のパワーソースをCO2化したモデルとなります。VSRのガスガンカスタムとしてはセミオート化するケースもありますが、お譲りいただいたのは発射機構に電磁弁を用い、ストックにレギュレーターを内蔵したボルトアクション仕様です。
ガスガン化のメリットは、まずリコイルショックなどをほぼなくすことができる点にあります。ピストンなどの衝撃を発生するパーツを取り去っていますので、発射時のブレが少なく、精密射撃に向いています。
また、電磁弁によりガス圧をコントロールすることで、射撃ごとの威力の増減がなく、弾道を安定させることができます。さらに発射音も押さえられるため、スナイピング時の音滅性を高めることが可能です。
そのほかボルトアクション時のストロークもほぼBB弾をチャンバー内に押し込むだけの量で済むため(約3cm程度)、コッキング毎の姿勢のブレも最小限で済みます。体格や姿勢によっては、エイミングしたままのコッキングも可能ではないでしょうか。
ボルトアクションライフルの連射性を高める工夫としては、30数年前ですとカスタム9という、スーパー9の機関部にポンプアクションを組み込んだ銃がマルコシからリリースされていました。ストックを着脱式とすることで取り回しも向上しました。
当時はかなり理想に近い一丁だと思い(Tg)も入手しました。実際には当時はパワー重視ということもあり、コッキングに腕力が必要であったり、何よりポンプアクションなので伏せ撃ちで不利だったりと、意外と(?)使い勝手は微妙だった気がします。
ストックも取り外せるのはいいのですが、結局でかい塊が発生するので、やはり折り畳み式などの方が実戦的ですね。
今回のVSRガスカスタムを拝見して、ボルトアクションライフルにもまだまだ色々な可能性があると改めて感動しました。くれいも屋では各種スナイピングライフルの買取お待ちしています!
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