【宅配】青森県今別市のガスブローバックガン買取実績|新日本模型H・ボーラーⅢカスタム:フレームシルバー&レーザー・セット

新日本模型H・ボーラーⅢカスタム パッケージ内容

新日本模型製の7インチロングスライドガバメントとレーザーサイトのセット=H・ボーラーⅢカスタム通称ターミネーターモデルをお譲り頂きました、ありがとうございます! 

こちらの本体、いわずもがなの「AMT ハードボーラー」を再現したものなのですが、権利の問題で刻印や商品名などを変更し「AMI H・ボーラー」となります。

新日本模型H・ボーラーⅢカスタム 刻印

新日本模型のH・ボーラーは過去にもシルバーモデルをご紹介しています。こちらの記事では「ハードボーラー」を連呼していますがご容赦ください。
https://claymoya.com/blog/3534/

新日本模型H・ボーラーⅢカスタム パッケージ

ちょうどこの時期(90年代末)、トイガンにおける実銃メーカーとのライセンス契約についての問題が湧き上がっていました。微妙に名前等を変えるというこの対応は悪く言えば問題逃れですが、良い意味では本来の権利を尊重した行為とも解釈できます。

トイガンにおける商標問題はこの後微妙に後味の悪いかたちで終わりますが、玩具における意匠や商標についての問題提起ともなりました。実際、この後トイガン以外でも実物アイテムの玩具化について再検討されています。

例えば実車が変形するトランスフォーマーなども、2000年代に入るとオリジナルメーカーとの提携を図る傾向が生まれています。これは1999年の同作の15周年記念の第1作アイテムの復刻ラッシュ以降、80年代ならばスルーされていた実車そっくりのスタイルについて、社内でも再度考慮されるようになったのがきっかけでした。

特に2003年から展開した「バイナルテック」シリーズでは、実車メーカーとの協力関係もブランドのセールスポイントとしてアピールされています。タイミング的にもトイガンにおける流れと無縁ではなかったと思います。

新日本模型H・ボーラーⅢカスタム 左側面

さて、話をH・ボーラーことハードボーラーに戻しましょう。AMT社によるガバメントのクローンで、7インチという桁外れに長いスライドを持ちつつ、本体のデコレーションは最低限に抑えることで非常に優美なラインを実現しています。

1984年公開の『ターミネーター』では、当時まだ市販間もない巨大なレーザーサイトを搭載して登場しました。しかしこの時期のレーザーサイトは市販化されたばかりの状態。ライフルスコープ並みのサイズと、巨大なバッテリーケースを必要としていました。

おそらく7インチというサイズも、レーザーサイトに合わせたものと思われます。ですがその苦労の甲斐もあって、映像ではロックオン装置のように銃口が標的となる人物を捕える様子が視覚化される描写となりました。未来から来たターミネーターにふさわしい、実に未来的な装備でした。

実際、自分を含めて同作ではじめてレーザーサイトの存在を知った人も多いと思います。

新日本模型H・ボーラーⅢカスタム 右側面

そして『ターミネーター』第1作公開から十数年を経て、当初のサイズがかさばり高でんりょくを必要とするヘリウムネオンレーザーから、軽量コンパクトかつ高輝度低消費電力、長寿命で低価格と良いことづくめの半導体レーザーが開発されます。この時期(1998)に満を持してリリースされたのがこのH・ボーラーカスタムです。

新日本模型H・ボーラーⅢカスタム レーザーサイトスイッチ部
新日本模型H・ボーラーⅢカスタム レーザーサイト展開状態
(※写真はTgの私物です)

先述の通りこの頃にはレーザーサイトの小型化が進んでいたため、レーザーモジュールを7インチサイズのアルミケースの中に格納する二重構造となっています。内部モジュール先端のイモネジを調整した上に、アルミケース収納時の回転とアルミケース後端の3本のイモネジで調整する必要があり、なかなか思い通りの位置にレーザーを照射するのは難しかったりもします。

電池交換するたびにレーザーモジュールを取り出さないとなんですよ……。お譲りいただいたレーザーサイトは後部を張り出させることで、ケースに固定したまま電池交換できるようになっていました。なるほどこの手があったか……。

新日本模型H・ボーラーⅢカスタム フロント

今回は銃本体はフレームシルバーモデルをお譲りいただきました。カラーバリエーションはパッケージのシールなで判別が可能でした。レーザーサイトとのセット版のほかにH・ボーラーの単体版や、レーザーサイトとグリップマウントのセット販売もありました。

新日本模型H・ボーラーⅢカスタム パッケージ側面
コンパクトガバメント用レーザーサイトセット パッケージ
コンパクトガバメント用レーザーサイトセット パッケージ内容

これは完全に余談なのですが、レーザーサイトとグリップについては、オフィサーズ系のコンパクトガバメント対応型も別売り販売されていました。ウエブでもなかなか写真を見ないので、私物ですがこの機会にアップしますね。

購入したこと自体忘れていて、最近実家で発掘されました。パッケージも専用に作られたものではなく、価格表記もないので、MGCの直営店などで販売されていたものかもしれません。当時の仕事で都内に行く用事があれば、アメ横や新宿の直営店を何はなくとも覗いていたもので……。

新日本模型H・ボーラー単品販売パッケージ側面

また、これも私物ですが、単体版はこのように本体カラーとグリップの組み合わせなどが、パッケージ横に記載されています。パッケージはあくまでH・ボーラー用なのですが、6インチのH・ボーラーがあったのでしょうか?

色々と謎が残る新日本模型版ガバメントシリーズ。もちろんくれいも屋ではあらゆるバリエーションを買取いたします!  


今回ご紹介したガスガンやモデルガンの買い取りはトイガン買取専門店『くれいも屋』へお任せください。買い取りページにつきましてはこちらをご確認ください。

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