石川県金沢市のお客様から出張買取にてお譲りいただきました。
くれいも屋をご利用いただきありがとうございます。
世の中に最も多い銃として知られるAK-47ですが、主に3つのバリエーションがあります。
1つ目は「Ⅰ型」といわれる最初期のモデルで、強度不足や命中精度の低下といった不具合が多く見られたもの。2つ目は「Ⅱ型」というⅠ型の問題点を修正し、強度が確保されたもの。最後は「Ⅲ型」というⅡ型をさらに改良し、AKの生産終了まで長い間製造され、使用されたモデルになります。
また、AK-47は旧ワルシャワ条約機構に属していた国々に導入され、特に中国や北朝鮮では多くのAK-47が製造されました。
お譲りいただいたAK-47は中国製のⅢ型となっています。そこで今回は、ソ連製と中国製のAK-47の違いについて紹介していきます。
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側面
マガジンには30発入りのバナナマガジンが装着されています。ハンドガード、ピストルグリップ、ストックは木製となっていて、これらはすぺて単材から作られています。他の製造国では耐久性を高めるため、合板で作成されています。
木材でできているパーツの仕上げは丁寧とは言えませんが、旧ソ連製のものには見られないチェッカリングが彫られていて、ほんのわずかではありますが握りやすくなっています。
フロントサイト・リアサイト
中国製のAKは基本的にフロントサイトがリング状になっています。しかしお譲りいただいたAKは、旧ソ連のフロントサイトと同じ形状をしていました。
リアサイトはタンジェントタイプのサイトが付いていました。
果たして800m先まで狙い撃つことは可能だったのかは気になります。
無可動実銃となってしまった今では真偽は不明なままですが・・・
レシーバー
左側面には数字が刻印されており、「386」とは銃などを製造している中国北方工業公司(ノリンコ)の第386番目の工廠で製造されたことを表しています。
また、右側面にあります「L」と「D」の文字は中国語をアルファベット表記にしたもので、Lが「連、レン」でフルオート、Dが「単、ダン」でセミオートとなっています。このアルファベット表記は輸出モデルのみに使用され、中国軍向けには漢字で表記されています。
本来はLとDの文字はキリル文字(ロシア語)で表記されアルファベットは使われていません。
ボルトキャリアー
ボルトキャリアー部分は、可動しないよう溶接がされていて、ビクともしません。
最後に
ご紹介したAK-47は、長年コンテナに保管されていました。その場にあったモデルガンなどはほとんどがサビていて、状態としては良くないものばかりでした。しかし、このAK-47だけは驚くほど良好な状態を保っていて、まさに時を超えて輝き続ける銃器の真髄を見たような気がしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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