HWS FP-45 リバレーター
北海道函館市のお客様から宅配買取にてお譲りいただきました。
くれいも屋をご利用いただきありがとうございます。
第二次世界大戦の歴史において、ある種で有名な銃になったリバレーターのモデルガンになります。多くの逸話を持ち歴史的に名高い銃で、決して性能がいいというわけではないところがこの銃の面白いところです。
実銃を設計したのはアメリカの有名な車メーカーであるGM(ゼネラルモーターズ)と、関わっている企業が大物ばかりなのも感慨深く、知れば知るほど奥が深い銃になっています。
FP-45 リバレーター パッケージ
実銃の操作マニュアルをウォルトディズニーが手掛けたことで知られていますが、パッケージも当時のマニュアルのエッセンスが残されていて味があります。この銃はぜひとも箱と一緒に飾っておきたい一品です。
箱もコンパクトで銃のコンセプトに沿ったデザインになっていると感じられます。作り手のこだわりが局所に見られるところがいいですね。
箱の厚みは近代のスマホの箱よりも薄い!この銃を100丁と量産しても、iPhoneのカメラ機能にも劣る価格帯で実現可能でしょう。当時よりコストは最高な銃です。
FP-45 リバレーター 本体
想像以上にコンパクトな作りになっていて、本当に実銃は弾丸を射出出来たのか不安になる形をしています。そんな不安の期待にもこたえるかのように、撃てるには撃てたが品質は相当悪かったらしく、至近距離から1、2発撃てればいい想定で市場にでたとのことです。
銃の機能を最低限にしたら、このような形になるのかもしれません。あくまで機能美の追求というより、コストの追求と銃を持たせたという事実が重要であったとのこと。銃からも時代背景が読み取れるのは面白いですね。
FP-45 リバレーター 構造
オートマチックに見えて単発式の銃で、撃つたびに弾丸を込めなければ撃つことが出来ない構造です。こうした銃のギミックもリアルに再現されています。
弾丸の装填方法
弾丸をストックしておける部分になっていますが、ガバメントのマガジンではないので要注意です。『.45ACP弾』を8~10発はストックが出来る構造になっているのですが、運用上で10発も発射出来ることはない矛盾を抱えた銃は後にも先にもこの銃だけではないでしょうか。
そして、いざリバレーターを使う時には次弾を装填している暇は無いでしょう。様々な逸話の絶えない銃ですが、中でも面白い言われ方があり
「装填から発射までよりも短い時間で製造された唯一の拳銃」
このように酷評をもらっています。歴史を振り返ると面白いのですが当時に支給された側は、たまったものではないですね。
アイサイト
アイサイトから見た視点ですが、狙いを付けるような状況でこの銃を使用することも勿論想定されていません。
有効射程距離は約3メートルと、相手に近づき外さない距離から撃つことが推奨されています。銃身にライフリングも付いていないので、当然ながら弾は直進しないので照準は飾りなのでしょう。
FP-45 リバレーターを振り返る
リバレーターは数々の逸話を残し、後世に多大な影響を与えたであろう銃です。平和が訪れた後に人気となった銃で、『ピースメーカー』と呼んでも過言ではない気もします。
※戦後、大量に余ったリバレーターはスクラップにされるか海洋投棄された
リバレーターの総部品数は23点で、近年のプラモデルよりも組立が簡単です。写真で見ると確かに部品はほとんどないですね。
製造元であるアメリカの兵士もこの銃をあまり知らず、粗末な見た目で刻印もないことから、大戦中は「日本軍が造った自殺用拳銃」だと思っていたとのことです。
リバレーターは次から次へと逸話が出てくるので、噛めば噛むほど味が出る銃であることは間違いないでしょう。モデルガンとして復刻したのは啓蒙の意味でもあり、深淵を覗くような気持ちになる珍しい銃ですね。
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