ども、(・∀・)の顔文字がトレードマークのいっち~です。
今回は私物のハイキャパのマガジンがガス漏れを起こしてしまったので修理も兼ねて記事にしてみようと思います。
ガス漏れを起こす部分
まずハイキャパマガジンでガス漏れを起こす可能性がある部分についてふれてみたいと思います。
マガジン上部の部分だと背面にある放出バルブと、上部にあるガスを放出するガスケット部分。
マガジン下部だとマガジンボトムを固定するネジの部分、ガスの注入バルブ。そして今回修理するマガジンボトムと本体の繋ぎ目部分。
だいたいこの5ヶ所がガス漏れを起こす部分になります。
マガジンボトムと本体部分からのガス漏れ修理
今回はマガジンの下の方、マガジンバンパーの付近からガスが漏れていたのでマガジンボトム部分のパッキンに問題があると思われます。
分解する前にマガジンの内部構造はこんな感じになってます。
まずはマガジン底部のマガジンバンパーを取り外していきますが、かならずガスを抜いてから作業してください。
ガス注入バルブの上にあるポッチ部分(写真だと右側)を先の細いもので押しながらバンパー自体を横にスライドさせるだけで簡単に取ることができます。
マガジンバンパーを外した状態です。
マガジンバンパーが付いているとわかりにくかったんですが、今回ガス漏れを起こしていたのは赤丸部分のマガジンボトムとマガジンケースの繋ぎ目部分になります。
マガジンの底部はこんな感じになっています。
上からマガジンボトムを固定しているネジ、ガス注入部。そしてBB弾が入るマガジンフォロワーとスプリングで繋がっているマガジンバンパーストッパーになります。
マガジンボトムを外すのはネジを1本外すだけなのでかなり簡単ですが、外すのと同時にマガジンスプリングもいっしょに出てきますので、取り外す際は注意して下さい。
分解するとこんな感じです。
マガジンボトムを固定しているネジはマガジンボトムに挿したままで作業をしています。
ネジの根元にOリングが入っているので、ネジを抜くとまた挿すのが大変そうなのでそのまま抜かないで挿したままにしています。
これがマガジンボトム部分です。
白っぽい粉のようなものがシーリンググリスになりますが、分解してみたら殆どなくなってました(;´∀`)
シーリンググリスは組立時に塗られているもので、隙間を埋めて密着度を高め、ガスの漏れを防いでくれる優れものですが、見た感じ粉状になっていたので、今回のガス漏れの原因はシーリンググリスの経年劣化かと思われます。
Oリングを外す前にOリングの状態を確認しみてましたが、特にダメージがなかったのでそのまま再利用することにしました。
Oリングを外す際は精密ドライバーなどの先の細い工具で慎重に外してみて下さい(・∀・)
修理の方法ですが、出荷時と同じ用にシーリンググリス(シールグリス)を塗るやり方もありますが、シーリンググリスは何気に高いので、今回はシールテープを使用して修理しようと思います。(シーリンググリスが1000~2000円ぐらい、シールテープは150円くらい)
シールテープは水道管の工事などに使われる物で、用途としてはシーリンググリスと同様に隙間を埋めて密着度を高めてくれる物ですが、価格が安くてお手頃なのでおすすめです。
個人的には「カクダイ シールテープ 797-031」を愛用してます。8mmの幅がガスガンの修理には丁度いい感じなので必需品って感じです(・∀・)
早速マガジンボトムにシールテープを貼っていきます。
今回の作業目的はOリングの合った部分にシールテープを巻いて、Oリングをかさ増ししてマガジンケースとの密着度を高めてガス漏れを抑えるのが目的です。
テープの巻き量は大概のものは1~2巻程度で大丈夫かと思います。
巻きすぎればマガジンケースに戻せないだけですし、少なければガス漏れするだけですのでトライ&エラーで頑張ってみて下さい。
ちなみに、今回は2巻にしてみましたが、マガジンケースに戻した際に結構タイトな感じで密着度は高そうでした(・∀・)
シールテープを巻き終わったらOリングをもとに戻しますが、戻す前にシリコンスプレーを吹き付けておくのがおすすめです。
自分はシールテープにシリコンスプレーが付くのがいやなので、Oリングにシリコングリスを吹き付けたあとに指で少しなじませてからもとに戻すようにしてます。
組立は分解とは逆の手順で作業していけばOKです。
組立後にはガスを注入してみて漏れがあるかどうか確認してみますが、もし漏れるようであればシールテープの巻量を増やしたり、Oリング自体を新しい物に交換したほうがいいかもしれません。
(Oリングは東京マルイのサポートで送料込みで220円)
それ以外の場所の対処方法
今回説明したマガジンボトムとマガジンケースの繋ぎ目部分以外のガス漏れについて簡単ではありますが、対処方法についてまとめてみたいと思います。
■放出バルブ
放出バルブ内部のOリングに問題がある場合と、バルブ自体に問題がある場合の2パターンがありますが、バルブ自体を交換してしまうのが一番カンタンかと思います。(Oリングがずれている位であればOリングの位置を治すだけで治る場合はあります)
■マガジンガスケット
ここからガスが漏れてくる場合は、だいたいは放出バルブに問題がありますので、上記の放出バルブを対処することで改善ができます。
■マガジンボトムを固定するネジの部分
内部のOリングに問題がありますので、Oリングの交換対応で修理が可能です。
■ガスの注入バルブ
放出バルブと基本一緒ですが、放出バルブと違いOリングは1個だけですので少し楽かとおもいます。
まとめ
今回はマガジン本体とマガジンボトムの繋ぎ目部分からガスが漏れた場合の修理について書いてみました。
東京マルイの別売りマガジンであれば3000円くらいで購入することは可能ですが、マガジンのガス漏れは意外と簡単に直す事ができますので、あくまで自己責任になりますが、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか(・∀・)
いっち~