
神奈川県逗子市のお客様から出張買取にてお譲りいただきました。くれいも屋をご利用いただきありがとうございます。
ジェフ・クーパーが提唱した「理想の10mmオート弾」とブレンテン
80年代中盤にドーナウス&ディクソン社より発売されたブレンテンは、コンバットシューティングを提唱したジェフ・クーパーの肝いりで開発された銃です。
9mmと.45口径の長所を併せ持つ弾丸
その最大の特徴は10mmオート弾の採用です。本銃に採用されている10mmオート弾は、9mm並みの相談数と9mm以上のマンストッピングパワー.45口径以上の貫通力を持つ理想の弾丸として提唱されたものです。
文字で表現すればまさにいいことづくめなのですが、そのスペックを満たすために当初の構想よりも全長が大きくなり、また、銃本体にの負担も大きなものとなっていました。
Cz75の設計を踏襲した優れたエルゴノミクス
ブレンテンのもう一つの特徴として、冷戦時代ゆえに入手が非常に困難だったチェコスロバキア製の銃Cz75の設計を踏襲している点でしょう。フレームがスライドを挟み込む独特のレイアウトほか、基本的な構造はCz75をコピー。
さらにセフティ周りなどはより使いやすい改良も加えられています。握りやすくコントローラブルなグリップ周りの形状などは、さらなる改良によってCz75以上とも言われています。
『マイアミ・バイス』での活躍と、実銃が辿った悲運の歴史
実際のブレンテンは開発に5年かかったり、マガジンの生産が間に合わず当初はマガジンなしの銃が予約者に送られ、1年後に届いたマガジンはトラブル続き……などさんざんなスタートだったようです。
発売と同時期にスタートしたテレビドラマ『マイアミ・バイス』の主人公が使用するなどして知名度を上げるも(実際筆者も当時これで知りました)、結局2年程度で生産終了し、D&D社も倒産してしまいます。
さてさて、そんなトラブル続きの実銃事情ですが、その最大の原因は弾丸にあり、6~8mmBB弾を発射する日本のエアソフトガン事情においては全く関係ないお話でもあります(今までの話はいったい……)。
むしろCz75をベースにより人間工学的に形状を突き詰めたブレンテンの外観が再現されるのは喜ばしいことといえるでしょう。
何より実銃のブレンテンも、その各種のトラブルはさておき、射撃性能についてはその優れた形状によってそれなりの高性能だったようです。
トイガンで実現する「ブレンテン」の真価
今回のマルシン版よりはるか昔、1980年代後半にブローバックガスガンとしてファルコントーイから発売されていますが、当時はまだガスを発射とブローバックに同時に使う方式は確立されておらす、スプリングによってスライドが後退し、ガス圧によって前進するという現在とは逆のシステムでした。
そのためガスの消費量も多かったようで、ファルコントーイ版は外部ソース式でした。とはいえ当時『マイアミ・バイス』に登場するこの銃を手にする唯一の方法でもありました。
マルシン独自のこだわり:8mmBB弾と固定スライド
マルシン版のブレンテンの発売は2002年。すでにガスブローバックハンドガン全盛期ですが、固定スライド式による命中精度や安定した射撃性能などを重視したこだわりです。
常に独自の道をいくマルシンらしいともいえるでしょう。8mmBB弾を採用することで、6mmとは異なる大口径銃を撃った時の手ごたえをエアガンでも味わうことを目指しています。
外観や仕上げは老舗モデルガンメーカーならではの高い完成度となっており、グリップの握りやすさなどのアドバンテージもあるようです。
ブラックモデルのほかステンレスシルバー版もラインナップされており、長年ブレンテンを待ち望んでいた『マイアミ・バイス』ファンにはうれしい一丁といえるでしょう。今回のお客様も2色を揃えてお譲り頂きました。
江戸の仇をなんとやらではありませんが、実銃のやや不名誉な実績を、おもちゃでリベンジできるのもエアソフトガンの愉しみかもしれませんね。
(Tg)
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