レースガンとしてのCz75の可能性! MGC 固定スライドカスタムガスガン Cz75 コンセントレーターをお譲り頂きました


チェコスロバキア製でその名の通り1975年から製造が開始されたCz75。当時は東西冷戦の時代で、コストパフォーマンスを重視しない東側製品ゆえに、初期製品は非常に高品質な素材と手間のかかる削りだし加工がおこなわれていました。さらに内部機構の特許や関税の関係から、西側では入手しにくい希少性もあって、非常に高い評価を受けた銃でもあります。本銃の高性能ぶりに注目したコンバットシューティングの第一人者ジェフ・クーパーが、本銃をベースに当時彼が理想の弾丸としていた10ミリ口径用として開発したのがブレンテンでした。また、1991年には園田健一先生描く『ガンスミスキャッツ』によって、その高性能(拳銃として優れていたことに加え、握りやすいグリップゆえに女性主人公ラリーにも扱いやすかったことも大きいと思いますが)が広く知られることになりました。


MGCがCz75を固定スライドガスガンとしてモデルアップしたのは、まだ冷戦下にあった1988年。すでにコンバットシューティングに最適という評価が固まりつつあったタイミングでした。そしておそらく同年から翌年にかけた時期にリリースされたのが、今回のコンセントレーターです。そのころのMGCはGM6系(ウイルソンLEやブラウン・マキシコンポなどの固定スライドガスガン)に装着するスタビライザーがカスタマイズパーツとして人気だったこともあり、スライドとフレームの両方を延長するフロントコンペンセイターの装着は既定路線だったと思われます。

 


コンセントレーターの場合、GM用スタビライザーをさらに発展させたものとして、スコープマウント装着用の側面ビスも用意されていました。しかしこれだけ手の込んだ加工だったこともあり、価格は2万4千円と、当時のガスガンとしてもとびぬけて高いものとなっていました。しかもスコープマウントは別売りです。当時はGM6とスタビライザーのほうに入れあげていたこともあり、コンセントレーターはなかなか手を出せない高嶺の花ではありました。



とはいえ他にもフルアジャスタブルのリアサイトやアンビセフティ、純正よりも薄手の木製グリップなど、かなり細かいところまで作りこまれています。おそらくコンセントレーターはそれまでMGCが開発していた実銃ベースやトイガンオリジナルの各種カスタムガンの集大成的な位置づけだったと思われます。そう考えるとこの価格もある意味当然の値段ともいえるかもしれません。

 

 

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(おまけ)


ちなみに「噂の」木製グリップは、発売時期の近いMGCブローバックタイプの1stモデルに流用することができました。たしかに圧倒的に握りやすくなります。残念ながらブローバックタイプに付属していたプラグリップは、コンセントレーターに装着することができませんでした。穴の位置をちょっと広げればいけるかもしれませんが……。そう考えると今回コンセントレーターがブローバックに装着できたのも、木製ゆえの個体差があったなどたまたまなのかもしれません。試す時はあくまで自己責任でお願いします。

 


もしかしたら現行機種でありMGC直系ともいえるKSCにもハメられるかもしれませんが、今回弊社にはキレイな個体「しか」なかったため無理な運用は避けざるを得ませんでした。ご了承ください。

(Tg)

 


 

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