
栃木県宇都宮市のお客様より、フランクリン・ミント社が1993年にリリースした、ルガーP-08の金属製モデルガンをお譲りいただきました。ありがとうございます。ベースとなっているのは1990年に新規設計で登場したマルシン製金属モデルガンです。
ルガーP-08とは

1893年に発表されたボーチャードピストルは独特のトグルアクションを行う機関部がグリップ後方に張り出し、片手でかろうじて持てるといった大型拳銃でした。
ゲオルグ・ルガーはボーチャード・ピストルをベース7.65×21mm弾を採用することで機関部のサイズを縮小小型化。1898年に発表したのがルガー=ボーチャードとも呼ばれたパラベラム・ピストルです。パラベラム・ピストルは1900年にスイス軍制式拳銃P1900として採用されます。

その後も多くの国で制式拳銃の候補とされますが、この過程で多くの軍隊や民生市場などから、より強力な弾丸の使用が求められました。
その声に応えて開発されたのが、21世紀の現在に至るまで使用されている9×19mmパラベラム弾です。やがてドイツ陸軍も1908年にパラベラム・ピストルを制式採用。その採用年から本銃はP-08と呼ばれるようになります。

トグルアクションは非常に複雑でパーツ数も多く組立にも精度が必要で生産性も低いのですが、それゆえに射撃精度が高かったのも特徴です。しかし直後に登場したコルト・ガバメントなどに採用されたシンプルなティルトバレル方式が普及。結果としてP-08以降この機構を採用する拳銃は現れませんでした。
それゆえに希少な存在となったルガーP08に、何者にも代え難い魅力を感じる人も多いようです。また、先述の通り高い射撃精度と9mmパラベラム弾の扱いやすさから、30年後のワルサーP38の制式採用後も、ドイツ軍内では引き続き使用されていました。
マルシン ルガーP-08

マルシンの金属製ルガーP-08は、当初は中田商店ブランドの外注として製作していたものです。後に中田商店がモデルガン事業から撤退した後にマルシンブランドでリリースされるようになります。
この世代のマルシンP-08はタニオ式アクションを採用。ロングストローク化されたトリガーを引くことでトグルアクションが作動する、独自解釈のメカニズムでした。

1990年のリニューアルに際し、マルシンでは外観のリアルサイズ化に加え、内部機構も実銃のメカニズムを可能な限り再現したダミーカートモデルとしてリリースしました。この時4インチのパラベラムや8インチのランゲ・ラウフに加え、6インチのマリーネが追加されています。

今回お譲りいただきましたのは各種記念品グッズのリリースで知られるフランクリン・ミント社プロデュースによるバリエーションモデル。鉄十字のメダリオンが入ったグリップが特徴です。また、マリーネモデルのみリアサイトが前後にスライドして対象距離100mと200mを切り替えることができます。
くれいも屋では各種金属製モデルガンの買取をお待ちしております。ダミーカートモデルは比較的コンディションがよい状態で保管していただけるケースが多いため、査定額も高めで買取させていただきます。まずはお気軽にご連絡・ご相談ください。

