
富山県高岡市のお客様より、マルゼンのガスブローバック版ワルサーPPK/Sをお譲りいただきました!この度はくれいも屋をご利用いただき、ありがとうございます。
何度か書いていますがマルゼンのワルサー銃に対するこだわりは、昭和50年代のサバイバルゲーム黎明期から続いています。小型拳銃となるPPK/Sは、1980年代から固定スライド式でリリースされていましたが、2000年代に入ってガスブローバック化され、ここで「NEW」扱いとなります。

実銃ワルサーPPシリーズ
ワルサーPP
ワルサーの小型自動拳銃・PPの製造は1929年、販売は1930年から。間もなく(記事執筆時2026年3月)100周年となる歴史ある拳銃です。
世界で最初に商業的成功をおさえたダブルアクション自動拳銃ともされています。使用口径は.22LRから.380ACPまでラインナップされましたが、.32(7.65mm)や.38(9mm)が主流でした。
ワルサーPPK
1931年にはプロイセン州警察の要望により銃身とグリップフレームを短縮してよりコンパクトとしたPPKを発売。ショルダーホルスターに収まる秘匿性に優れた銃でした。
PPKのKは刑事向け「Kriminal」という意味ですが、MP5K(Kurz)と同じ「短い」という解釈もあるようです。個人的にもその方がわかりやすいですね。PPKは『007』シリーズの主人公ジェームズ・ボンドの愛銃としても知られ、アメリカでも人気となりました。
ワルサーPPK/S
アメリカでは60年代に度々起きた要人暗殺事件をきっかけに、1968年に小型拳銃の輸入規制が施行されます。その規制に対してPPKでは重さが1オンス(約28g)、高さが25mm足りませんでした。
それに対応すべく開発されたのが、PPの大き目のフレームにPPKの短銃身を組み合わせたPPK/Sです。この変更はむしろ大柄なアメリカ人の手にフィットする改良となったようです。
マルゼン ワルサーPPシリーズ
マルゼン ワルサーPPK/S

マルゼンは1980年代後半に固定スライド式のワルサーPPK/Sを発売。PPK/Sをセレクトしたのは、先述の通り当時の最新モデルでもあったためでしょう。
当初は割りばし型のマガジンでしたが、1991年にボックス型マガジンにマイナーチェンジ。ただしガスタンクは本体側でした。

ブローバック式の「NEW」版PPK/Sは2002年の発売。そのころにはすでにマルゼンはワルサー社とのライセンス契約を締結し、実銃の図面を使用しての開発を実現。
また、刻印も実銃通りに再現されていました。今回お譲りいただきました銃もこの時のモデルとなります。以降も各部仕上げや素材をグレードアップした「ムービープロップシリーズ」などもリリースされました。


マルゼン PPシリーズバリエーション


2020年代に入り、マルゼンはワルサーPPシリーズ三兄弟を遡るような順番で発売。2024年1月に歴代最もコンパクトな次兄・PPKに続き、12月には原点である長兄・PPを立て続けに発売しました。2025年末にはワルサーPPステンレスモデルも追加されています(画像は公式サイトより)。
くれいも屋では各種ブローバックハンドガンの買取をお待ちしております。特に小型拳銃は実射性能よりも機種や雰囲気を重視するコレクターが多く、珍しい機種も大歓迎です。まずはお気軽にご連絡・ご相談ください。

