
埼玉県熊谷市のお客様より、中国のエアガンメーカー、SNOW WOLF社製のエアコキ式バレットM82A1をお譲りいただきました、ありがとうございます!
モデルとなった実銃のM82は、M2機関銃と同じ12.7×99mm弾を使用する対物ライフルです。もともとはジープや戦車、艦船などに据え付けられて同じ軽車両や航空機などに向けて撃つのが主な用途でした。

しかしM2重機関銃から発射される12.7mm弾の弾道が、長距離でも風の影響を受けないことに注目した写真家のロニー・バレットは、肩付けで同じ弾丸を撃てる銃の開発を目指します。
彼は大口径銃による長距離射撃競技愛好家でもありましたが、当時は第二次大戦時の対戦車ライフルの中古や、オーダーメイドの高価な銃を発注するしかなかったのです。
銃器はおろか機械開発の経験すらなかったバレットでしたが、町工場の仲間と自宅のガレージで試作の一挺目を製作。その射撃ビデオと2挺目のサンプルをガンショーに持ち込んで投資を受けることができました。
最終的にこの銃の開発のためにバレット・ファイアーアームズが設立されています。1982年にM82をリリースするも長い期間軍などの大口の受注を受けることができませんでしたが、湾岸戦争をきっかけにアメリカをはじめとして多くの国で運用されるようになりました。

今回お譲りいただきましたSNOW WOLF社のM82A1は、全長140cmを越えるサイズで再現。バイポッドや3-9X50スコープなど、大口径狙撃銃としての雰囲気は十分に再現されています。


マガジン単体だけでも弁当箱のようなボリュームです、ちょっと持っているだけで楽しくなってしまいますね。
実際のところこのサイズとエアコキという連射性でサバイバルゲーム用としてはあまり向いてはおらず、趣味性の高い銃です。ただし悪い点ばかりでもなく、実銃では12kgもあった重量も半分程度に抑えられており、ギリギリ持って移動できるレベルに抑えられています。
このへんはエアコキのシンプルな構造のおかげでしょう。

2010年代前半にリリースされた初版は若干命中精度などに問題もあったようですが、エアコキ式ゆえのシンプルな構造で故障しにくく、さらに言えば手を入れやすいため調整することを楽しんだユーザーも少なくなかったようです。
お譲りいただいた一挺もバレットの刻印のない初期型ですが、後にバレット・ファイアーアームズ社の正規ライセンスを取得。2020年代に入った頃にライセンス刻印入りバージョンが販売されています。
くれいも屋では各種エアコキ式トイガンの買取をお待ちしております。電源やガスなどのパワーソースを必要としないことから、手軽に射撃を楽しむことができるところが魅力です。実際充電やガスチャージをめんどくさいと感じるときもありますよね。大型の銃や多数のコレクションの買取には、ご自宅まで伺う出張買取も対応しております。まずはお気軽にご連絡ください!






