【宅配買取】熊本県益城町のモデルガン買取実績|タナカワークス 南部十四年式 後期型

タナカワークス 南部十四年式 後期型 トップ画像

熊本県益城町のお客様より、タナカの金属製モデルガン・南部十四年式 後期型をお譲りいただきました。しかも貴重なコレクションを二挺も!この度はくれいも屋をご利用いただき、ありがとうございます。

タナカワークス 南部十四年式 後期型 二挺並び

モデルとなった十四年式拳銃の制式採用は大正14年、すなわち1925年となり、現在記事を書いている2025年からちょうど100年前の出来事となります。

南部麒次郎が1900年代に開発した南部式大型拳銃をベースに改良を加えた派生型として誕生しました。十四年式の開発には南部麒次郎は直接には関わっていないのですが、慣例的に南部の名を冠して呼ばれています。

タナカワークス 南部十四年式 後期型 左側面

十四年式拳銃は南部式大型拳銃の生産性を高めるべく改良されており、下士官や機甲部隊などに支給されました。

しかし十四年式は大型拳銃だったため、将校などは自費で海外製小型拳銃を調達することが多かったようです。そこで使用弾薬を統一すべく、十四年式と同じ8mm南部弾仕様として開発されたのが九四式拳銃でした。

タナカワークス 南部十四年式 後期型 右側面

九四式拳銃の採用(昭和9年、皇紀2594年)にあわせて十四年式も各種改良がおこなわれるようになります。昭和9年の第一回改良は懸紐止めの外径や撃茎頭部室の寸法などを変更しています。

その後も細かい改良が行われていますが、昭和13年の4回目の改良の際に防寒手袋使用時の操作性向上のため、トリガーガードの形状を円形から卵型へ変更しています。この改良以降のタイプが後期型と呼ばれています。

ただしこうした改良は、旧仕様を工廠に持ち込んで改造することが可能だったため、各バージョンが混在している可能性もあったようです。ただし持ち込み改造はコストがかかり、支給品であっても自己負担であったため実際に改造が施されたケースは少なかったようです。

タナカワークス 南部十四年式 後期型 後方

タナカワークスの金属製モデルガン版十四年式は2012年の発売。営業終了したハドソンの金型を改修したもので、作動性が向上しています。また、ハドソン版でも評価の高かった外面仕上げも、タナカ版のリリースにあたってさらに向上しており、現時点でも至高の十四年式モデルガンとなっています。

タナカワークス 南部十四年式 後期型 パッケージ

パッケージの商品名などの記載は縦書きで、昭和初期の雰囲気を醸し出しています。商品は初回ロットバージョンとして、旧日本軍のランヤードが付属。ランヤードについてはオプションとして購入することも可能でした。

タナカワークス 南部十四年式 後期型 内箱
タナカワークス 南部十四年式 後期型 付属品

くれいも屋では各種金属製モデルガンの買取をお待ちしております。現在金属製モデルガンは希少なものとなりつつあります。箱つき、マニュアル付きの場合は高価買取。あわせてコレクションもお譲りください。大量買取にはご自宅まで伺う出張買取も対応しております。まずはお気軽のご連絡くださいませ!

モデルガン買取価格表