コンパウンドボウ本体一式をお譲りいただきました。この度はくれいも屋をご利用いただき、ありがとうございます。
コンパウンドボウは基本的に分解して組み替えて使うものではなく、メーカーが用意する複数のハンドルとリムの組み合わせに、カムやストリング、ケーブルをセットした完成形で使用するのが一般的です。
今回お譲りいただいたモデルは、HOYT USAの名作「UltraTec」ハンドルに、XT2000リムを組み合わせた仕様。
当時のホイットらしさを色濃く残した一本で、往年のアーチェリー愛好家には懐かしく、今の世代にも魅力が伝わるモデルといえるでしょう。
カムには、ホイットの代名詞ともいえる 「Cam & 1/2」システム が採用されています。
この方式はケーブルをリムに直接繋ぐ構造で、長年にわたりホイットの伝統を支えてきたカムシステムです。
しかし2024年、ホイットは一部のハンティングモデルやエントリー向けを除き、Cam & 1/2から撤退することを発表。アーチェリー界隈では大きな話題となり、ひとつの時代の終わりを感じさせる出来事となりました。
Cam & 1/2はホイット社が特許を取得しており、過去の数々の競技シーンで高い実績を残してきた完成度の高いシステムです。
しかし、ホイットの開発陣が研究を重ねた結果、「これ以上の伸びしろは限られる」と判断されたようです。
長年にわたりカム & 1/2を使い込んできたアーチャーたちのノウハウが、そのまま活かせなくなるのは実に惜しいことです。
もちろん、今回お譲りいただいたモデルを含め、Cam & 1/2採用モデルが使えなくなるわけではありません。
「Cam & 1/2の限界」といっても、それは非常にハイレベルな領域での話です。
過去のノウハウが蓄積されたCam & 1/2は、記事執筆時点(2025年8月)では、使い慣れたユーザーや、新規ユーザー向けのエントリーモデルとしても十分にアドバンテージがあるといえるでしょう。
このほかオプションとなるサイトはSURE LOCのSupremeにスコープサイトを装着。
スタビライザーは、バイターのセントラライザーロッドを採用。カーボン製の4本のロッドで構成されており、風の影響を受けにくい設計となっています。
なお、2025年モデル以降のホイット製品は、SCTRカムを組み合わせたモデルが主流となります。
SCTRはホイットユーザーにとっては全く新しいカムですが、構造的には他社で使われているスタンダードカムに近く、逆に他社ユーザーが今後SCTRに乗り換える可能性もあると評価されています。
新旧カムの移行ペースはまだ不明ですが、SCTRモデルの普及により、Cam & 1/2モデルが手に入りやすくなる可能性もあります。コンパウンドボウに興味を持つお知り合いを誘う良いタイミングになるかもしれません。
くれいも屋ではアーチェリー用品の買取をお待ちしております。本体はもちろんパーツや収納ケースなどの買取もご相談ください。用具はどうしても使ってみて合う合わないのトライ&エラーも必要ですので、お試し済のパーツを買取に出し、新たなパーツを試していくサイクルも有効かと思います。量が多い場合などはご自宅に伺う出張買取も対応しております。まずはお気軽にご連絡ください。