台湾のトイガンメーカー・GHK社製のグロック17Gen.5をお譲りいただきました。この度はくれいも屋をご利用いただき、ありがとうございます!
実銃グロックのジェネレーション変遷
モデルとなった実銃グロックの歴史は、1984年に登場した第1世代から始まります。金属フレームが当たり前だった時代に、樹脂素材を大胆に多用して軽量化。
さらにストライカー式発射機構によるシンプルな構造は、当時のハンドガン界に衝撃を与えました。
1988年の第2世代では、フルサイズの17に加え、コンパクトな19やサブコンパクトの26、.40S&W仕様の27といった派生モデルが次々に投入され、グロックの名前は一気に広がります。
1998年の第3世代では、ライトやレーザーを装着できるアンダーレール、そして握りやすさを追求したフィンガーチャンネルが追加され、戦術性と操作性がさらに進化。
2010年の第4世代では、バックストラップが着脱式になり、射手の手の大きさに合わせてグリップサイズを調整できるという、待望の機能が実装されます。グリップのチェッカリングはドットパターンへと刷新され、マガジンキャッチも左右入れ替え可能に。
まさに「使う人に寄り添うグロック」へと進化しました。
そして2017年、現行仕様の第5世代が誕生。
マガジンウェルの加工による素早いリロード、トリガーガード下のリーフカット、あえて排除されたフィンガーチャンネル、さらにはスライドストップとマガジンキャッチの両利き対応——細部まで現場の声を反映した完成形ともいえる仕上がりです。
GHK グロック17 Gen.5 MOSは、この第5世代の仕様をリアルに再現。
実銃の歴史をなぞるように進化してきたディテールと、GHKらしい高い剛性感を備えたガスブローバックは、単なるモデルアップではなく、グロックという名銃の“現在地”をその手に感じさせてくれます。
こうして世代ごとの変化を並べてみると、改良点のほとんどは外装や操作性に関わる部分で、内部メカは(細部のブラッシュアップはあったにせよ)登場以来ほぼ不変。
これは裏を返せば、初代の時点でグロックの基本構造とパーツ構成が、すでに完成域に達していたという証拠でしょう。
35年以上経ってもその設計思想が揺らがない――それこそが、グロックを“グロックたらしめている”最大の魅力なのです。
GHK グロック17Gen.5
GHKといえば、ことガスブローバックガンに関しては台湾でも屈指の実力派メーカー。
そのこだわりはグロックの開発にも存分に発揮され、他社とは明確に一線を画す仕上がりになっています。その象徴ともいえるのが、あえて採用された“ハンマーレスシステム”です。
東京マルイをはじめ、多くのメーカーは生産効率や既存技術の流用性から、グロックであってもハンマー式を採用します。
しかしGHKはそこに妥協せず、実銃同様のストライカー式を採用。これによりシンプルな構造と独特のトリガーフィーリングを再現しようとしたのです。
もっとも、先代のG3モデルでは課題もありました。
トリガーを浅く引くとバルブを叩く力が弱くなり、初速が安定しないという傾向です。この弱点に対し、Gen.5モデルではトリガー後半がグッと重くなる設定を採用。
最後まで一気に引き切る感覚は実銃のグロックにも近く、トリガーセーフティのみで暴発を防がなければならない実銃側の設計思想まで再現しているともいえます。
もちろん魅力は内部機構だけにとどまりません。グロックのエアガン用ライセンスを持つUMAREX社の正規ライセンスを取得し、実銃採寸による正確な外形と刻印を実現。
さらにスライドやMOSカバー、アウターバレルにはセラコート仕上げが施され、質感や耐久性も折り紙付きです。
もはやGHK グロック17 Gen.5 MOSは、ガスブローバック・グロックのひとつの完成形と呼んでも差し支えないでしょう。
くれいも屋では各種ガスブローバックガンの買取をお待ちしております。日本向け調整済のほうがやはり高査定となりますので、海外製品はパッケージや説明書、証紙なども捨てないようにしてください。大量のコレクション買取には出張買取もうけたまわります、まずはお気軽にご連絡ください!