米国ベンチメイド社(BENCHMADE)のバタフライナイフをお譲りいただきまし!この度はくれいも屋をご利用いただきありがとうございます。
その名の通り遠心力を利用して、ハンドル内からブレードを出し入れできるバタフライナイフ。その展開方式に慣れれば片手での操作が可能なフォールディングナイフとして、様々な状況で便利に使用できます。
また、その開閉の技術を競うコンテストなども開催されています。
一方でそのブレードオープンアクションの見栄えの良さからテレビドラマなどに登場し、それを見た一部の若者が悪用する事件が起きたため、日本では悪い印象のあるナイフでもあります。
もちろん悪いのはナイフではなく、ナイフを悪用する人間なのですが『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』ということなのでしょうね。
バタフライナイフは別名バリソンナイフとも呼ばれ、バリソンはタガログ語で蝶の意味となります。
現在もフィリピン・バタンガス州の住民に広く愛用されていますが、さらにさかのぼるとスペイン統治時代にヨーロッパからわたってきたものではないかという説もあります。
いずれにしても現在のバタフライナイフという範囲においては、第二次世界大戦後にフィリピン駐留のアメリカ軍が本国に持ち込んだものが始まりとなっています。
ベンチメイド社はそのロゴに蝶の意匠があることからもわかるとおり、バタフライナイフを中心に、様々なナイフを発表するメーカーです。1979年の創設当時はそのものずばりバリソン社でした。
その後二度倒産し、その都度パシフィック・カットラリー社、そしてベンチメイド社として再起しました。詳しい事情はわかりませんが、彼の地でもバタフライナイフについては風当りが強いのかもしれません。
現在はオートナイフ、スイッチブレードナイフ、ハンティングナイフ、フィッシングナイフ、ユーティリティナイフ、その他様々なラインナップを展開していますが、バタフライナイフを主力として作り続けています。
今回お譲りいただいたのはベンチメイドの62。ステンレス製のずっしりとしたハンドルが特徴で、ハンドルを遠心力でまわしやすく、回転系の技に向いています。
62の他にも63や67といった60番台のシリーズがありますが、いずれもブレードの形状が異なるだけで、ハンドルは共通です。
やはり伝統的にバタフライナイフを作り続けているメーカー製だけあり、頑丈さやメンテナンスのしやすさなどで定評があります。
現在は廃番になっているようで入手が難しくなっていますが、10年前くらいは関の山秀が代理店となって輸入販売を行っており、比較的国内でも流通していたモデルでした。
くれいも屋ではご紹介したようなバタフライナイフはもちろん、シースナイフやマルチツールなどの各種ナイフの買取をお待ちしております。また、ご自身でカスタムしたナイフの買取も大歓迎です!無料の見積りも行っておりますのでぜひお気軽にご相談くださいませ。