「黄金のコレクション」とでも呼びたくなるような、コクサイの金属モデルガン S&W(一部コルト)大小リボルバー20挺をお譲りいただきました、ありがとうございます!
もちろん拳銃型金属モデルガンのコレクションは必然的に黄金(ごく稀に白色)になるのですが、すべてコクサイ、すべてリボルバーで固めることでここまで色調やシルエットに統一感が出るものなのかと改めて感動しました。単体でピックアップすると同時に、グループでまとめたパターンでもご紹介してみます。
スピードコンプ
コクサイのスピードコンプといえば、1990年代初頭にガスガンとしてリリースされたイチロー・ナガタプロデュースによるマッチ用のカートリッジ式ですね。
マッチ用カスタムはいかに反動を抑えるかを課題として進化してきました。70年代から80年代前半にかけてはヘビーウエイトなバレルで跳ね上がりをおさえていましたが、80年代に入るとガスを上方へ逃がすコンペンセイター(マズルブレーキ)の有効性が実証されるようになります。
これによって一転ホールド時の疲労を軽減し取り回しやすい軽量バレルが主流となりました。
本アイテムはガスガン版よりも後の発売で、コクサイがトイガン市場から撤退後、同ブランドを引き継いだウリウによって開発・発売されました。
スナブノーズコレクション
M36やM10といった、J、Kフレームの2インチ~3インチのコンシールドキャリーです。
コンパクトさが利点ですが、アメリカ人の大きな手にあわせるため、グリップ部にフィンガーチャンネルがつけられることが多かったようですね。
中型拳銃コレクション
M10の4インチや、M19などのKフレームの中型コレクションです。
M19系は.357マグナム用にバレルの形状やシリンダーサイズが変更されました。
M29 AF
調整可能なフロントサイト(アジャスタブル・フロントサイト)を採用したM29です。
フロントサイトは50mから200mまで、50m単位で調整可能。ターゲットの距離が異なる競技用に、素早くフロントサイトを調整して対応するために改良されました。
コルト・パイソン&スマイソン(スモルト)
スマイソン(スモルト)は、1980年代初頭に流行した、S&W Kフレームの扱いやすさやトリガープルのスムーズさと、アンダーラグとベンチリブを持ち、高い命中精度を誇ったコルト・パイソンのバレルを組み合わせたカスタムガンです。
先述のマッチ界隈でヘビーバレルが流行っていた頃に流行しました。後にS&Wもアンダーラグ付きのM586系を発売していきます。
今回はオリジナルであるコルト・パイソンの2.5、4、6、8インチの各サイズと、スマイソンの6インチの集合です。
駆け足でご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
度重なる規制により生まれた日本独自の文化である金色の金属製モデルガンですが、24金メッキを施すなどある種芸術的な美しさを備えるまで至りました。
ウリウによる【コクサイ】ブランドモデルガンの製造が終了して早7年、この美しい金属製モデルガンを少しでも多く次代に引き継いでいけるよう兜の緒を締め直して参ります。
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