アメリカ、ノースカロライナ州のナイフメーカー・マイクロテックナイブス(以下マイクロテック)社のバタフライナイフをお譲りいただきました。ありがとうございます。
マイクロテック(MICROTEC KNIVES)とは
マイクロテック社は1994年設立、今回ご紹介するバタフライナイフのほか、フィクスドナイフ、フォールディングナイフ、オートマチックナイフなどを製造。
STG-556やそのアクセサリーを生産しているマイクロテックスモールアームリサーチを子会社に持ちます。
ナイフの生産においては高度なマシニング生産ラインを持ち、自社製造をしています。特にボタンを押すことでグリップからブレードがまっすぐ飛び出すOTF型のナイフが主流です。
しかしこのタイプは日本では銃刀法に抵触するため、国内では見かけることはなくなりました。
片手でブレードを展開させることができる点は便利なのですが、隠匿性と武器としての側面が高いため危険とみなされます。
バタフライナイフの特徴
バタフライナイフはブレード部分が二分割されたグリップ内に収納されており、ピンを中心に回転させることでブレードが展開した状態となります。
ピンの反対側にグリップを固定するロックがあり、収納時と展開時で向きを変えて利用します。
ただし遠心力を利用して片手で展開させるには、若干の習熟も必要で、そのスピードや見栄えを競う競技などもあり、バタフライナイフの大きな魅力となっています。
その性質上ブレードは細く短めになりがちで、サバイバルナイフのようなタフな用途ではなく、ちょっとしたカット作業用となります。
ですがシースなしでポケットなどに忍ばせることができるなどの点や、細目のブレードゆえの危険性、さらに片手での展開時に手がすべるなどのアクシデントもあるため、ほかのナイフと同じように使用時はもちろん移動時も十分な配慮が必要です。
Metalmark Black Serrated 170-2
お譲りいただいたマイクロテックの「Metalmark」は、多くのバタフライナイフが二つのグリップは同型や対称形であるのに対し、左右のグリップ形状が異形となっているのが特徴です。
グリップはビーズブラスト加工されたチタン製。柄頭にスプリング式のラッチが入っているなど贅沢な構造になっています。
シリアルナンバーは00460、製造年月は2012年9月。
一部がのこぎり状となった黒いブレードは、収納時にもグリップの間からプリントやシリアルナンバーが覗くのがいいですね。
艶消しグリップとあわせて、ある種のなまめかしさと秘匿性が高いゆえの存在感を演出しています。
くれいも屋では各種ナイフの買取をお待ちしております。今回のようなバタフライナイフのほか、フィクスドのサバイバルナイフやタクティカルナイフ、フォールディングナイフなど各種大歓迎です。まずはご連絡ください!