山梨県甲府市のお客様より、東京マルイの次世代電動ガン2挺をお譲りいただきました、ありがとうございます。
マルイとMP5の歴史は長く、80年代からエアコッキングタイプやカートリッジ排莢可能なガスブローバックMP5などをリリース。電動ガン誕生後も,FA-MASとM16系に続き3番目に登場した機種でした。
1992年に発売されたA4とA5の時はまだHOP UPはついておらず、翌年発売のSD6で標準装備となっています。なお、救済処置としてM16やMP5用のHOP UP換装キットが発売されています。
電動化された後もモーターのグレードアップ(EG560>EG700>EG1000s)やハイサイクル化などマイナーチェンジを経ていきました。
ただし、そのコンパクトさゆえに開発に時間がかかったのか、2008年のAK系からスタートした次世代化についてはM4系(SCAR系)、G36系、マーク46 モッド0に続く2021年、マルイ電動ガン30周年のタイミングでした。
しかし満を持しての発売となっただけあって、90年代ドイツ製の無可動実銃を取り寄せたり、樹脂パーツを破砕して成分を分析して再現するなどまでして素材感にまでこだわった外観を実現。
さらに内部機構はこれまでの次世代電動ガンからさらに進化し、AA-12やMk46に採用していた発射制御装置とセンサーの組み合わせを発展させたマイコン制御による「Mシステム」を完成させます。
このMシステムによって電子トリガーに起こりがちな暴走状態や破損を防止。フル・セミに加えて3点バーストの制御が可能となり、さらに弾切れ時のオートストップも実現しました。
ちなみに東京マルイでは90年代にもSIG SG551で電子制御による可変バーストを実現しています。残念ながらその後の機種どころか同じSG系にも継承されないほぼ一代限りに終わったシステム(89式の3点バーストはメカニカル式)でした。
しかし、次世代MP5のMシステムとの関連は明確にアピールされてはおりませんが、そうした試みの積み重ねも、最新システムの礎となっていると思われます。
今回お譲りいただいたA5とSD6は、ともにリトタクタブルストックを装備しサブマシンガンならではの取り回しの良さを信条としたタイプです。フレームの金属化により各部の強度が上がったことで、映画などでよく見られる、コッキングハンドルをたたいて戻す「HKスラップ」アクションなども可能となっています。
SD6のサイレンサーはアルミ切削加工、内部吸音材によって発射音の低減が可能なほか、サイレンサーを外すことで14mm逆ネジ仕様のオプションを取り付けることが可能です。
ちなみにこちらはスタンダードタイプのMP5クルツをベースとしたカスタムです。A5などと異なり、本体上部にバッテリーを内蔵するため構造が変更されています。おそらく将来的にはクルツも次世代版としてリリースされると思われますが、「HKスラップ」についてはぜひとも実現できる構造にしてほしいですね。
くれいも屋では次世代電動ガンの買取をお待ちしております。もちろんカスタムパーツも査定対象です。大量・高額買取にはご自宅までお伺いいたします出張買取もご利用可能です、まずはご連絡ください!
また、LINEで写真を送るだけの「かんたんLINE査定」も行っておりますので、ぜひご活用ください。