岩手県盛岡市のお客様より、フランクリンミント製 ジム・ボウイナイフをお譲りいただきました、ありがとうございます! コインやメダル、宝石、ミニカー、人形、彫刻など多くの収集品を販売するフランクリンミント社ですが、工芸品の一種としてナイフも取り扱っています。
ジム・ボウイの伝説
ジム・ボウイ(ジェームズ・ボウイ)はアメリカ開拓時代の人物です。1796年頃にケンタッキー州で生まれ、メキシコ革命に参加、現在のテキサス州がメキシコから独立するために戦いました。
1836年、彼やデイビー・クロケットとともにアラモ砦に立てこもった200人あまりの守備兵たちは、数千人のメキシコ兵と戦い抜いて文字通り全滅しました。だがその抵抗期間中にテキサスは独立を宣言。
「アラモを忘れるな」の掛け声とともにテキサス軍はメキシコを破りました。
そして10年後、アメリカ28番目の州として併合されます。
気性の荒さでも有名なジム・ボウイは狩猟などに使う刃渡り20~30cmにもなる大型ナイフを持ち歩き、時には拳銃相手の乱戦の中で傷だらけになりながらナイフで多数の相手を倒したりしていました。
そのためいつしか彼は開拓時代を代表するナイフ使いとして伝説となっていきました。残念ながら彼が最後に使用していたナイフはアラモの戦いで行方不明となっていますが、生前彼は自分のナイフに改良を加えて何度か新調しており、彼が使わなくなった前のナイフとされるものなどが何本か報告されています。
現在のハンティングナイフはより高い技術と洗練されたデザインと機能性をもっており、ジムの時代のナイフの実用性はけっして高くはありません。
しかしアラモの戦いを経てジムの名が高まるにつれ、アメリカのフロンティア・スピリッツを象徴するアイテムとして工芸品として製造され続けています。ボウイナイフと呼ばれるものは多くのナイフメーカーがら発売され、もちろんジムの時代のナイフをイメージしたものですが、実際に彼が使用したものと同一のデザインというわけではありません。
しっかりとしたヒルトを備えた大柄なナイフを指すカテゴリ名となっています。
フランクリンミント製ボウイナイフ
ただし今回お譲りいただいたフランクリンミント社のモデルは、刃に「J.Bowie」のサインを持ち、当時の鍛冶屋であったジェームス・ブラックが使用していたドングリのマークがあることから、ジム・ボウイのナイフと認可された個体のレプリカ品となります。
剣を思わせるようながっちりとしたダブルヒルトが目を惹きますね。コレクターズアイテムやインテリアとして販売されており、シース(鞘)を持たず専用ケースに収められたディスプレイ用のアイテムとなります。
ブレードの付け根部に台座に固定するロック機構が設けられており、壁にかけるなども可能です。ディスプレイ用とはいえナイフとしての完成度は高く、ユーザーの中にはシースを自作して携行するファンも少なくないようです。
くれいも屋では各種ナイフの買取をお待ちしております。実用重視型からディスプレイ用のコレクションナイフ、コスプレ用のブレードのないものまで、幅広くお待ちしております。
実際のところ現代社会ではたとえアウトドア趣味などがあっても、そう何本もナイフは必要ありません。しかし「これだ」というその一本に出会うためには、実際に多くのナイフを手にとって使用してみる必要があるんですよね。
誰かが強く奨めた一本が必ずしも自分には合わない、そんな経験も多いのではないでしょうか。お気に入りの一本を手元に残し、試したナイフをどうぞお譲りください、まずはご連絡を!
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