【宅配】岡山県岡山市の買取実績|タナカワークスモデルガン S&W M10 4インチ

タナカワークスモデルガン S&W M10 4インチ トップ画像

先週ご紹介のM19と同じお客様にお譲りいただきました、タナカワークスM10 4インチをご紹介します。M10ことミリタリー&ポリスの登場は1899年。なんと19世紀から21世紀の今日に至るまで生産され続けている、超ロングセラーモデルです。

「ミリタリー&ポリス」の名の通り、警察や軍隊といった公的機関での使用を想定しており、事実、日本を含む多くの国の公的機関に配備されています。1957年のS&W社のモデルナンバー導入によってM10のモデルナンバーが与えられましたが、ミリタリー&ポリスの愛称も使用され続けています。

タナカワークスモデルガン S&W M10 4インチ ハンマー

もちろん100年以上の歴史の中で様々な小改良が施されました。特に第二次世界大戦下で大量生産されたビクトリーモデルでの、ハンマーブロック追加は大きなエポックメイキングとなりました。甲板上に落とした銃が暴発し発生した死亡事故をきっかけに、アメリカ海軍からS&W社に対し暴発防止策が要請されました。

それを受けて開発されたのがスライドアクション・ハンマーブロックです。この機構はハンマーとカートリッジの間にプレートを設け、トリガーに連動してプレートが下がることでハンマーがカートリッジ後端の雷管を叩き撃発します。

タナカワークスモデルガン S&W M10 4インチ トリガー

通常はプレートが両者の間をブロックした状態ですので、落下時にうっかりハンマーが落ちたとしても、トリガーを引いていない状態では撃発しない構造です。

1944年9月に開発された本機構は、以後のS&W社の全リボルバーに採用されていきます。のみならず、すでに配備されたミリタリー&ポリスも工場に戻され、本機構を組み込む改修が施されました。

タナカワークスモデルガン S&W M10 4インチ パッケージ

戦後もM10(Kフレーム)をベースに、.22LR弾から.357マグナム弾まで様々な弾薬に適合したモデルや、M10と同じ.38スペシャル弾仕様でも射撃競技用に可動式リアサイトを採用したM14「マスターピース」、空軍向けに2インチバレルを採用したM56「コンバット・マスターピース」、カリフォルニアハイウェイパトロール用にステンレス製で特別に作られたM68などの多数のバリエーションが誕生しました。

.357マグナム弾に対応するM19もこうしたバリエーションの一つといえるでしょう。そのM19の好評を受け、同じ.357マグナム弾を撃てるようにシリンダーを延長し、ヘビーバレルと熱処理強化フレームを組み合わせたM13も1974年に登場。M13はFBI捜査官に高評価で受け入れられ、モデルナンバー採用後でしたが「FBIスペシャル」の愛称を得ています。

タナカワークスモデルガン S&W M10 4インチ 右側面

このようにM10がロングセラーとなった理由も、M19と同様に扱いやすいカタログスペックのみならず、数々の改修を経て積み上げられた信頼性にこそあるのかもしれません。

タナカワークスモデルガン S&W M10 4インチ スイングアウト

今回お譲りいただいたモデルガンM10もまた、数々の改良を経たタナカのVer.3仕様となります。M19Ver.3と同様に、実銃を厳密に再現した刻印や作動感のほか、同社のKフレームでは初となる.38スペシャル専用のシリンダーを新規造形で採用しています。

リボルバーのスタンダードモデルにしてロングセラーであるM10らしい、原点に忠実な、再現度の高いモデルガンとなっています。

タナカワークスモデルガン S&W M10 4インチ 木製グリップ

前回のM19同様お客様のカスタムで木製グリップを装着。スナブノーズ用とは異なるスクエアタイプグリップのシルエットは安定感を醸し出しています。

くれいも屋では各種モデルガンの買取をお待ちしております。木製グリップへの交換などのカスタマイズも査定アップの対象となります。発火/未発火や箱の有無などでも査定は変化しますが、やはり人気モデルか否かが大きなポイントとなります。あなたのこだわりの一挺をお待ちしております!

また、銃と名の付くモノ買取金額20%UPのキャンペーンも開催しております!まずはお気軽にご相談ください!!

キャンペーン詳細はこちら

モデルガン買取